OPENINGBALANCEYEAR

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

Note

この関数は、意味のない結果を返す可能性が高いため、ビジュアル計算で使用することは推奨されません。

現在のコンテキストで前年の終わりに対応する日付でを評価します。

構文

OPENINGBALANCEYEAR(<expression>,<dates>[,<filter>][,<year_end_date>])  

パラメーター

用語 定義
expression スカラー値を返す式。
日付 日付を含む列。
filter (省略可能) 現在のコンテキストに適用するフィルターを指定する式。
year_end_date (省略可能) 年度末の日付を定義する日付を含むリテラル文字列。 既定値は 12 月 31 日です。

戻り値

expression を現在のコンテキストの年の初日時点で評価した結果を表すスカラー値。

解説

  • dates 引数には、次のいずれかを指定できます。

    • 日付/時刻列への参照。
    • 日付/時刻の値の単一の列を返すテーブル式。
    • 日付/時刻の値の単一列テーブルを定義するブール式。
  • ブール式に対する制約については、CALCULATE 関数に関するトピックで説明されています。

  • filter 式には、CALCULATE 関数に関するトピックで説明されている制限があります。

  • year_end_date パラメーターは日付の文字列リテラルで、ロケールはブックが作成されたクライアントのロケールと同じです。 日付の年の部分は無視されます。

  • この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

次のサンプルの数式では、製品在庫の "年初在庫金額" の計算メジャーを作成します。

= OPENINGBALANCEYEAR(SUMX(ProductInventory,ProductInventory[UnitCost]*ProductInventory[UnitsBalance]),DateTime[DateKey])  

OPENINGBALANCEQUARTER 関数
OPENINGBALANCEMONTH 関数
タイム インテリジェンス関数
CLOSINGBALANCEYEAR 関数