RUNNINGSUM
ビジュアル マトリックスの指定した軸に沿って計算された累計を返します。 つまり、軸の現在の要素までのすべての要素に対して計算される、指定された列の合計です。
構文
RUNNINGSUM ( <column>[, <axis>][, <blanks>][, <reset>] )
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
列 | 各要素の値を提供する列。 |
axis | (省略可能) 軸参照。累計が計算される方向です。 |
blanks | (省略可能) 並べ替えでの空白値の処理方法を定義する列挙型。 サポートされる値は次のとおりです。
|
reset | (省略可能) 計算をリセットするかどうか、およびビジュアル図形の列階層のどのレベルでリセットするかを示します。 指定できる値は、NONE、LOWESTPARENT、HIGHESTPARENT、または整数です。 動作は整数の符号によって次のように異なります。 - 0 または省略した場合、計算はリセットされません。 NONE と同等です。 - 正の場合、整数は、粒度とは関係なく、最も高い列から始まる列を指定します。 HIGHESTPARENT は 1 と同等です。 - 負の場合、整数は、現在の粒度を基準にして、最下位から始まる列を指定します。 LOWESTPARENT は -1 と同等です。 |
戻り値
スカラー値。軸の現在の要素までの累計。
解説
この関数は、ビジュアル計算でのみ使用できます。
<axis>、<blanks>、<reset> の各パラメーターは省略できます。
例
製品カテゴリおよびカレンダー年ごとの売上合計を集計するテーブルがある場合、次の DAX クエリは、指定した年までのそのカテゴリの売上合計を含む列を追加します。
SalesUpToDate = RUNNINGSUM([SalesAmount], Rows)
以下のスクリーンショットは、ビジュアル マトリックスとビジュアル計算式を示しています。