SYD

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

指定された期間の、級数法での資産の減価償却費を返します。

構文

SYD(<cost>, <salvage>, <life>, <per>)

パラメーター

用語 定義
cost 資産を購入した時点での価格です。
salvage 減価償却の最終的な価値です (資産の救済価額とも呼ばれます)。
お手伝いをします 資産が償却される期間数 (資産の耐用年数とも呼ばれます)。
per 期間。 life と同じ単位を使用し、 1 から life までの範囲 (1 と life を含む) とする必要があります。

戻り値

指定された期間の、級数法での減価償却費。

解説

  • SYD は、次のように計算されます。

    $$\text{SYD} = \frac{(\text{cost} - \text{salvage}) \times (\text{life} - \text{per} + 1) \times 2}{(\text{life}) \times (\text{life} + 1)}$$

  • 次の場合はエラーが返されます。

    • life < 1
    • per < 1 または per > life
  • この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

データ 説明
\$30,000.00 初期コスト
\$7,500.00 救済価額
10 寿命 (年単位)

例 1

次の DAX クエリを実行します。

EVALUATE
{
  SYD(30000.00, 7500.00, 10, 1)
}

上記で指定した期間である場合の、級数法での資産の 1 年目の減価償却引当金を返します。

[値]
4090.90909090909

例 2

次の DAX クエリを実行します。

EVALUATE
{
  SYD(30000.00, 7500.00, 10, 10)
}

上記で指定した期間である場合の、級数法での資産の 10 年目 (最終年) の減価償却引当金を返します。

[値]
409.090909090909