WorksheetFunction.MInverse(Object) メソッド
定義
重要
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行列の逆行列を返します。
public:
System::Object ^ MInverse(System::Object ^ Arg1);
public object MInverse (object Arg1);
Public Function MInverse (Arg1 As Object) As Object
パラメーター
- Arg1
- Object
配列: 行数と列数が等しい数値配列 (正方行列) を指定します。
戻り値
注釈
配列に指定できる最大サイズは、52 列掛ける 52 行です。 このサイズを超える場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
配列には、A1:C3 のようなセル範囲、{1,2,3;4,5,6;7,8,9} のような配列定数、またはこのどちらかを参照する名前を指定することができます。
配列内のセルが空であるか、テキストが含まれている場合、 MInverse は #VALUE を返します。 が返されます。
MInverse は、#VALUE も返します。 が返されます。
計算結果が配列となる数式は、配列数式として入力する必要があります。
行列式のような逆行列は、一般に、複数の変数を含む数式のシステムを解く際に使用されます。 行列の積とその逆行列は、対角線の値が 1、その他のすべての値が 0 に等しい二乗配列です。
2 行の 2 列行列の計算方法の例として、範囲 A1:B2 に、任意の 4 つの数値を表す文字 a、b、c、d が含まれているとします。 次の表は、行列 A1:B2 の逆数を示しています。
行 1 | d/(a*d-b*c) | b/(b*c-a*d) |
行 2 | c/(b*c-a*d) | a/(a*d-b*c) |
MInverse は約 16 桁の精度で計算され、取り消しが完了していないと小さな数値エラーが発生する可能性があります。
配列に指定した正方行列に逆行列がない場合は、エラー値 #NUM! エラー値と MInverse。 逆行列がない行列の行列式の値は 0 になります。