Matrix.ScalePrepend(Double, Double) メソッド

定義

指定したスケールのベクターをこの Matrix 構造体の前に付加します。

public:
 void ScalePrepend(double scaleX, double scaleY);
public void ScalePrepend (double scaleX, double scaleY);
member this.ScalePrepend : double * double -> unit
Public Sub ScalePrepend (scaleX As Double, scaleY As Double)

パラメーター

scaleX
Double

この Matrix 構造体を x 軸に沿ってスケーリングする際に使用する値。

scaleY
Double

この Matrix 構造体を y 軸に沿ってスケーリングする際に使用する値。

次の例は、構造体の前にスケールを追加する方法を Matrix 示しています。


private Matrix scalePrependExample()
{
    Matrix myMatrix = new Matrix(5, 10, 15, 20, 25, 30);
    
    // Prepend a scale ab with a horizontal factor of 2
    // and a vertical factor of 4 about the origin.
    // After this operation,
    // myMatrix is equal to (10, 20, 60, 80, 25, 30)
    myMatrix.ScalePrepend(2, 4);
    
    return myMatrix;
}

private Matrix scalePrependAboutPointExample()
{
    Matrix myMatrix = new Matrix(5, 10, 15, 20, 25, 30);
    
    // Prepend a scale with a horizontal factor of 2
    // and a vertical factor of 4 about the 
    // point (100,100).
    // After this operation,
    // myMatrix is equal to (10, 20, 60, 80, -4975, -6970)
    myMatrix.ScaleAtPrepend(2, 4, 100, 100);
    
    return myMatrix;
}

注釈

複合変換では、個々の変換の順序が重要になります。 たとえば、最初に回転し、拡大縮小してから、平行移動する場合と、最初に平行移動し、回転してから、拡大縮小する場合では、得られる結果が異なります。 順序が重要である理由の 1 つは、回転や拡大縮小などの変換が、座標系の原点に対して行われるということです。 原点を中心にして配置されているオブジェクトの拡大縮小と、原点から離れた位置に移動されたオブジェクトの拡大縮小では、異なる結果が生成されます。 同様に、原点を中心にして配置されているオブジェクトの回転と、原点から離れた位置に移動されたオブジェクトの回転でも、異なる結果になります。

適用対象

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