外部ビルドにインポートされるようになった .user ファイル

以前の SDK では、クロスターゲット ビルド時に、内部ビルドにのみ .user 構成ファイルがインポートされました。 現在、これらのファイルは外部ビルドでもインポートされるようになりました。そのため、プロジェクトをローカルでビルドするときに中断が発生する可能性があります。

導入されたバージョン

.NET SDK 8

以前の動作

以前は、クロスターゲット ビルドで追加のローカル構成に .user ファイルを追加すると、場合によっては、内部ビルドにのみファイルがインポートされていました。 <TargetFramework> を使ってフレームワークを定義した場合、.user ファイルは想定どおりにインポートされていました。 複数形の <TargetFrameworks> を使ってフレームワークを定義した場合、(1 つだけを定義した場合でも) 各フレームワークの内部ビルドごとに .user ファイルがインポートされていました。 ただし、外部ビルドの場合、このファイルはインポートされませんでした。この場合、特定のターゲットが再び実行されます。

新しい動作

複数形の <TargetFrameworks> プロパティを使ってターゲット フレームワークを定義すると、ビルドにより、すべての内部ビルド "および" 外部ビルド上の .user ファイルがインポートされます。

破壊的変更の種類

この変更は、動作変更です。

変更理由

ユーザーは、.user 構成ファイルが MSBuild の外部ビルドにインポートされることを想定していました。

この変更は、展開や CI には影響しません。ローカル ビルドのみです。 インポートされた追加の構成によってビルドの処理方法が変わる場合は、外部ビルドで想定される構成を確認します。

影響を受ける API

該当なし