set (C# リファレンス)

set キーワードは、プロパティまたはインデクサーで、プロパティ値またはインデクサーの要素値を割り当てる "アクセサー" メソッドを定義します。 詳細と例については、「プロパティ」、「自動的に実装されるプロパティ」、および「インデクサー」を参照してください

次の例では、Seconds という名前のプロパティの get アクセサーと set アクセサーを定義しています。 また、_seconds という名前のプライベート フィールドを使って、プロパティの値を戻しています。

class TimePeriod
{
    private double _seconds;

    public double Seconds
    {
        get { return _seconds; }
        set
        {
            if (value < 0)
            {
                throw new ArgumentOutOfRangeException(nameof(value), "The value of the time period must be non-negative.");
            }
            _seconds = value;
        }
    }
}

多くの場合、前の例のように、set アクセサーは値を割り当てる 1 つのステートメントで構成されます。 式形式のメンバーとして set アクセサーを実装できます。 次の例では、get アクセサーと set アクセサーの両方を、式形式のメンバーとして実装しています。

class TimePeriod2
{
    private double _seconds;

    public double Seconds
    {
        get => _seconds;
        set => _seconds = value;
    }
}

プロパティ getset アクセサーがプライベート バッキング フィールドの値を設定または取得する以外の操作を実行しない単純なケースでは、自動的に実装されるプロパティに対する C# コンパイラのサポートを利用できます。 次の例では、 Hours 自動的に実装されるプロパティとして実装します。

class TimePeriod3
{
    public double Hours { get; set; }
}

重要

インターフェイス プロパティ宣言または部分プロパティの実装宣言では、自動的に実装されるプロパティ使用できません。 コンパイラは、自動的に実装されたプロパティに一致する構文を、実装宣言ではなく宣言宣言として解釈します。

C# 言語仕様

詳細については、「C# 言語の仕様」を参照してください。 言語仕様は、C# の構文と使用法に関する信頼性のある情報源です。

関連項目