BindingNavigator コントロールの概要 (Windows フォーム)

BindingNavigator コントロールを使用して、ユーザーが Windows フォームでデータを検索して変更するための標準化された手段を作成できます。 BindingNavigatorBindingSource コンポーネントと共に頻繁に使用して、ユーザーがフォームのデータ レコードを移動して、レコードと対話できるようにします。

BindingNavigator のしくみ

データの追加、データの削除、およびデータの移動という一般的なデータ関連の操作のほとんどで、BindingNavigator コントロールは一連の ToolStripItem オブジェクトを持つ ToolStrip で構成されます。 既定では、BindingNavigator コントロールにこれらの標準のボタンが含まれています。 次のスクリーンショットは、フォーム上の BindingNavigator コントロールを示します。

Screenshot showing the BindingNavigator control.

コントロールの一覧と機能の説明を次の表に示します。

コントロール 機能
AddNewItem ボタン 基になるデータ ソースに新しい行を挿入します。
DeleteItem ボタン 基になるデータ ソースから現在の行を削除します。
MoveFirstItem ボタン 基になるデータ ソースの最初の項目に移動します。
MoveLastItem ボタン 基になるデータ ソースの最後の項目に移動します。
MoveNextItem ボタン 基になるデータ ソースの次の項目に移動します。
MovePreviousItem ボタン 基になるデータ ソースの前の項目に移動します。
PositionItem テキスト ボックス 基になるデータ ソース内の現在の位置を返します。
CountItem テキスト ボックス 基になるデータ ソースの項目の総数を返します。

このコレクションの各コントロールに対して、同じ機能をプログラムで提供する BindingSource コンポーネントの対応するメンバーが存在します。 たとえば、MoveFirstItem ボタンは BindingSource コンポーネントの MoveFirst メソッドに対応し、DeleteItem ボタンは RemoveCurrent メソッドに対応します。

既定のボタンがアプリケーションに適していない場合、またはその他の種類の機能をサポートするために追加のボタンを必要とする場合は、独自の ToolStrip ボタンを指定できます。 「方法 : Windows フォーム BindingNavigator コントロールに [Load]、[Save]、[Cancel] の各ボタンを追加する」も参照してください。

関連項目