ErrorProvider コンポーネントの概要 (Windows フォーム)
Windows フォームの ErrorProvider コンポーネントは、フォームまたはコントロールのユーザー入力を検証するために使用されます。 通常は、フォームでのユーザー入力の検証、またはデータセット内のエラーの表示と組み合わせて使用されます。 エラー プロバイダーは、メッセージ ボックスにエラー メッセージを表示するよりも優れた代替手段です。メッセージ ボックスは一度閉じられると、エラー メッセージが表示されなくなるためです。 ErrorProvider コンポーネントによって、テキスト ボックスなどの関連するコントロールの横にエラー アイコン () が表示されます。ユーザーがマウス ポインターをエラー アイコンの上に置くと、ツールヒントにそのエラー メッセージの文字列が表示されます。
キー プロパティ
ErrorProvider コンポーネントの主なプロパティは、DataSource、ContainerControl、および Icon です。 データがバインドされたコントロールで ErrorProvider コンポーネントを使用する場合、コンポーネントによってフォームにエラー アイコンが表示されるには、適切なコンテナー (通常は Windows フォーム) に ContainerControl プロパティが設定されている必要があります。 コンポーネントがデザイナーに追加されると、それが含まれるフォームに ContainerControl プロパティが設定されます。コントロールをコードで追加する場合は、自分で設定する必要があります。
Icon プロパティは、既定のものの代わりにカスタム エラー アイコンに設定できます。 DataSource プロパティが設定されると、ErrorProvider コンポーネントによってデータセットのエラー メッセージが表示されます。 ErrorProvider コンポーネントの主なメソッドは SetError メソッドで、これによってエラー メッセージの文字列と、エラー アイコンが表示される場所が指定されます。
注意
ErrorProvider コンポーネントには、アクセシビリティ クライアントに対する組み込みのサポートはありません。 このコンポーネントを使用しているときにアプリケーションにアクセス可能にするには、追加のアクセス可能なフィードバック メカニズムを用意する必要があります。
関連項目
.NET Desktop feedback