方法: Windows フォームの RichTextBox コントロールにスクロール バーを表示する

既定では、Windows フォームの RichTextBox コントロールには、必要に応じて水平スクロール バーと垂直スクロール バーが表示されます。 次の表に示すように、RichTextBox コントロールの ScrollBars プロパティに使用できる値は 7 つあります。

RichTextBox コントロールにスクロール バーを表示するには

  1. Multiline プロパティを trueに設定します。 Multiline プロパティが false に設定されている場合は、いずれの種類のスクロール バーも表示されません (水平を含む)。

  2. ScrollBars プロパティを RichTextBoxScrollBars 列挙体の適切な値に設定します。

    説明
    Both (既定値) テキストがコントロールの幅または長さを超える場合にのみ、水平または垂直のスクロール バー、またはその両方を表示します。
    None どの種類のスクロール バーも表示されません。
    Horizontal テキストがコントロールの幅を超える場合にのみ、水平スクロール バーを表示します (この動作を発生させるには、WordWrap プロパティを false に設定する必要があります)。
    Vertical テキストがコントロールの高さを超える場合にのみ、垂直スクロール バーを表示します。
    ForcedHorizontal WordWrap プロパティが false に設定されている場合に、水平スクロール バーを表示します。 テキストがコントロールの幅を超えていない場合、スクロール バーは淡色表示されます。
    ForcedVertical 垂直スクロール バーを常に表示します。 テキストがコントロールの長さを超えていない場合、スクロール バーは淡色表示されます。
    ForcedBoth 垂直スクロール バーを常に表示します。 WordWrap プロパティが false に設定されている場合には、水平スクロール バーを表示します。 テキストがコントロールの幅または長さを超えていない場合、スクロール バーはグレー表示されます。
  3. WordWrap プロパティに適切な値を設定します。

    説明
    false コントロール内のテキストは、コントロールの幅に合わせて自動的に調整されないので、改行に達するまで右にスクロールします。 この値は、水平スクロール バーまたは Both (上記) を選択した場合に使用します。
    true (既定値) コントロール内のテキストは、コントロールの幅に合わせて自動的に調整されます。 水平スクロール バーは表示されません。 この値は、垂直スクロール バーまたは None (上記) を選択した場合に、1 つ以上の段落を表示するために使用します。

関連項目