方法: コントロール クラスを継承する
Windows フォームで使用するための完全にカスタムのコントロールを作成するには、Control クラスから継承する必要があります。 Control クラスから継承する場合、多くの計画と実装が必要となりますが、非常に多様なオプションも用意されています。 Control からは、コントロールを動作させるためのごく基本的な機能だけが継承されます。 Control クラスに固有の機能には、キーボードやマウスによるユーザー入力を処理する、コントロールの境界およびサイズを定義する、ウィンドウ ハンドルを提供する、メッセージ処理を提供する、セキュリティを提供する、などがあります。 描画機能 (ここではコントロールのグラフィカル インターフェイスを実際に表示する機能) や、ユーザーとやり取りするための特定の機能は含まれていません。 このような機能はすべて、カスタム コードによって提供する必要があります。
カスタム コントロールを作成するには
Visual Studio で、新しい Windows アプリケーション プロジェクトまたは Windows コントロール ライブラリ プロジェクトを作成します。
[プロジェクト] メニューの [クラスの追加] を選択します。
[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [カスタム コントロール] をクリックします。
新しいカスタム コントロールがプロジェクトに追加されます。
F7 キーを押して、カスタム コントロールのコード エディターを開きます。
OnPaint メソッドを見つけます。このメソッドは、基底クラスの OnPaint メソッドの呼び出しを除いて空白になります。
コントロールで使用するカスタム描画が組み込まれるように、コードを修正します。
コントロールのグラフィックスをレンダリングするコードの記述については、「コントロールのカスタム描画およびレンダリング」を参照してください。
コントロールに組み込むカスタム メソッド、カスタム プロパティ、カスタム イベントを実装します。
コントロールを保存して、動作確認を行います。
関連項目
.NET Desktop feedback