OpenFileDialog コンポーネントの概要 (Windows フォーム)

Windows フォームの OpenFileDialog コンポーネントは、事前構成済みのダイアログ ボックスです。 これは、Windows オペレーティング システムによって公開される [ファイルを開く] ダイアログ ボックスと同じです。 これは、CommonDialog クラスを継承しています。

このコンポーネントを使用する

このコンポーネントは、独自のダイアログ ボックスを構成する代わりに、ファイルの選択についての簡易的なソリューションとして、Windows ベースのアプリケーション内で使用するものです。 Windows の標準のダイアログ ボックスを使用して、ユーザーがすぐに慣れる基本的な機能を持つアプリケーションを作成します。 ただし、OpenFileDialog コンポーネントを使用する場合は、独自のファイル オープン ロジックを作成する必要があることに注意してください。

ShowDialog メソッドを使用して、実行時にダイアログを表示します。 Multiselect プロパティを使用すると、開くファイルをユーザーが複数選択できるようにすることができます。 また、ShowReadOnly プロパティを使用すると、ダイアログ ボックスに読み取り専用チェック ボックスを表示するかどうかを決定できます。 ReadOnlyChecked プロパティは、読み取り専用チェック ボックスがオンになっているかどうかを示すプロパティです。 最後に、Filter プロパティでは、現在のファイル名のフィルター文字列を設定します。これにより、ダイアログ ボックスの [ファイルの種類] ボックスに表示される選択肢が決定されます。

フォームに追加されると、OpenFileDialog コンポーネントは Visual Studio の Windows フォーム デザイナーの下部のトレイに表示されます。

関連項目