<localIssuer>

セキュリティ トークンの取得に使用される、ローカル発行者のアドレスとバインディングを指定します。

configuration
  system.serviceModel
    behaviors
      endpointBehaviors
        behavior
          <clientCredentials>
            <issuedToken>
              <localIssuer>

構文

<localIssuer address="String"
             binding="String"
             bindingConfiguration="String" />

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
address 必須の文字列。 ローカル発行者の URI を指定します。
binding 省略可能な文字列。 システム指定のバインディングの 1 つ。 一覧については、「システム指定のバインディング」を参照してください。
bindingConfiguration 省略可能な文字列。 構成ファイル内に存在するバインディング構成を指定します。

子要素

要素 説明
<identity> ローカル発行者の ID 情報を指定します。
<headers> ローカル発行者を正しくアドレス指定するために必要なアドレス ヘッダーのコレクション。 add キーワードを使用して、このコレクションにヘッダーを追加できます。

親要素

要素 説明
<issuedToken> サービスに対するクライアントの認証に使用されるカスタム トークンを指定します。

解説

発行されたトークンをセキュリティ トークン サービス (STS) から取得する場合は、クライアント アプリケーションに、STS との通信に使用するアドレスとバインディングが構成されている必要があります。 WSFederationHttpBinding にセキュリティ トークン サービスの URL が設定されていない場合、またはフェデレーション バインディングの発行者アドレスが http://schemas.microsoft.com/2005/12/ServiceModel/Addressing/Anonymousnull である場合、クライアントの Windows Communication Foundation (WCF) チャネルは、addressbinding で指定された値を使用して STS と通信し、発行されたトークンを取得します。 ローカル発行者の構成の詳細については、「方法 : ローカル発行者を設定する」を参照してください。

次の例は、address 要素の bindingbindingConfiguration、および localIssuer 属性を設定します。

<system.serviceModel>
  <behaviors>
    <endpointBehaviors>
      <behavior name="MyEndpointBehavior">
        <clientCredentials>
          <issuedToken cacheIssuedTokens="false"
                       defaultKeyEntropyMode="ClientEntropy">
            <localIssuer address="net.tcp://cohowinery/tokens"
                         binding="netTcpBinding"
                         bindingConfiguration="myTcpBindingConfig" />
          </issuedToken>
        </clientCredentials>
      </behavior>
    </endpointBehaviors>
  </behaviors>
</system.serviceModel>

関連項目