ワークフローの <serviceBehaviors> の <behavior>

behavior 要素には、サービスの動作設定のコレクションが含まれます。 各動作には、それぞれの name によってインデックスが付けられます。 サービスは、<endpoint> 要素の behaviorConfiguration 属性を使用して、この名前で各動作にリンクできます。 これにより、設定を再定義することなく、エンドポイント間で共通の動作構成を共有できます。

configuration
   <system.ServiceModel>
     behaviors
       <serviceBehaviors>
         <behavior>

構文

<system.ServiceModel>  
  <behaviors>  
    <serviceBehaviors>  
      <behavior name="String">
        <bufferReceive maxPendingMessagesPerChannel="Integer" />
        <etwTracking profileName="String" />
        <sendMessageChannelCache allowUnsafeCaching="Boolean">
          <channelSettings idleTimeout="TimeSpan"
                           leaseTimeout="TimeSpan"
                           maxItemsInCache="Integer" />
          <factorySettings idleTimeout="TimeSpan"
                           leaseTimeout="TimeSpan"
                           maxItemsInCache="Integer" />
        </sendMessageChannelCache>
        <sqlWorkflowInstanceStore connectionStringName="String"
                                  hostLockRenewalPeriod="TimeSpan"
                                  instanceCompletionAction="DeleteNothing/DeleteAll"
                                  instanceEncodingAction="None/GZip"
                                  instanceLockedExceptionAction="NoRetry/BasicRetry/AggressiveRetry"
                                  runnableInstancesDetectionPeriod="TimeSpan" />
        <workflowIdle timeToPersist="TimeSpan"
                      timeToUnload="TimeSpan" />
        <workflowUnhandledException action="Abandon/AbandonAndSuspend/Cancel/Terminate" />
      </behavior>
    </serviceBehaviors>  
  </behaviors>  
</system.ServiceModel>  

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
name 動作の構成名を含む一意の文字列。 この値は、要素の識別文字列として機能するため、一意のユーザー定義の文字列である必要があります。

子要素

要素 説明
<bufferReceive> サービスが、バッファーされた受信処理を使用するためのサービス動作。これにより、ワークフロー サービスは、順番を無視したメッセージを処理できます。
<routing> EtwTrackingParticipant を使用して、サービスで ETW 追跡を利用するためのサービス動作。
<sendMessageChannelCache> キャッシュの共有レベルのカスタマイズや、チャネル ファクトリ キャッシュの設定を可能にするほか、Send メッセージング アクティビティを使用してサービス エンドポイントにメッセージを送信するワークフローのチャネル キャッシュの設定も可能にするサービス動作。
<sqlWorkflowInstanceStore> ワークフロー サービス インスタンスの状態情報の永続化を SQL Server 2005 または SQL Server 2008 データベースでサポートする SqlWorkflowInstanceStore 機能を構成するためのサービス動作。
<workflowIdle> アイドル状態のワークフロー インスタンスのアンロードおよび永続化のタイミングを制御するサービス動作。
<workflowInstanceManagement> ワークフロー インスタンスの実行方法を制御する設定を指定するためのサービス動作。これには、永続する未処理の例外動作やアイドル状態の動作が含まれます。
<workflowUnhandledException> ワークフロー サービス内で未処理の例外が発生した場合のアクションを指定するためのサービス動作。

親要素

要素 説明
<serviceBehaviors> サービス動作要素のコレクション。