[信頼性]

SQL Server などのサーバー環境で実行するコードは、非同期例外から保護することが重要です。 ここで説明するように、信頼性とは、SQL Server に限ったことではなく、.NET Framework バージョン 2.0 の環境で実行するホスト用に信頼性の高いコードを書くことです。 ただし、SQL Server はバージョン 2.0 の新しい信頼性機能を広範に使う初めてのサービスなので、例として使います。

SQL Server で実行されるコードは、他のサーバー環境より厳格な信頼性ガイドラインに対応する必要があります。 これは、リソース消費での SQL Server の安定した動作のためです。 OutOfMemoryException および ThreadAbortException 例外は、SQL Server 環境では珍しくありません。 一般に、これらのガイドラインでの主眼は、信頼性より、AppDomain レベルのリサイクルが発生したときに完全に信頼されたマネージド コードが正常に失敗できるようにすることにあります。リサイクルは、サーバーが整合性と可用性を維持する主要な手段です。

このセクションの内容

SQL Server プログラミングとホスト保護属性
SQL Server が HostProtectionAttribute 属性を使ってマネージド コードの実行を制限する方法について説明します。

信頼性に関するベスト プラクティス
信頼性の要件を満たすコードを記述するためのガイドラインを提供します。

制約された実行領域
制約された実行領域 (CER) の機能と動作について説明します。

リファレンス

HostProtectionAttribute

HostProtectionResource