CorDebugUserState 列挙型
スレッドのユーザーの状態を示します。
構文
typedef enum CorDebugUserState {
USER_STOP_REQUESTED = 0x01,
USER_SUSPEND_REQUESTED = 0x02,
USER_BACKGROUND = 0x04,
USER_UNSTARTED = 0x08,
USER_STOPPED = 0x10,
USER_WAIT_SLEEP_JOIN = 0x20,
USER_SUSPENDED = 0x40,
USER_UNSAFE_POINT = 0x80,
USER_THREADPOOL = 0x100
} CorDebugUserState;
メンバー
[値] | 説明 |
---|---|
USER_STOP_REQUESTED |
スレッドの終了が要求されました。 |
USER_SUSPEND_REQUESTED |
スレッドの中断が要求されました。 |
USER_BACKGROUND |
スレッドがバックグラウンドで実行されています。 |
USER_UNSTARTED |
スレッドは実行し始めていません。 |
USER_STOPPED |
スレッドは終了しました。 |
USER_WAIT_SLEEP_JOIN |
スレッドは、別のスレッドがタスクを完了するまで待機しています。 |
USER_SUSPENDED |
スレッドは中断しています。 |
USER_UNSAFE_POINT |
スレッドは安全でないポイントにあります。 つまり、スレッドは、ガベージ コレクションがブロックされる可能性がある実行中のポイントにあります。 デバッグ イベントは安全でないポイントからディスパッチできますが、安全でないポイントでスレッドを中断すると、スレッドが再開されるまでデッドロックが発生する可能性が非常に高くなります。 安全なポイントと安全でないポイントは、Just-In-Time (JIT) とガベージ コレクションの実装によって決まります。 |
USER_THREADPOOL |
スレッドはスレッド プールからのものです。 |
解説
スレッドのユーザー状態とは、デバッガーで調べられたときのスレッドの状態です。 スレッドには、ユーザー状態の組み合わせが存在する場合もあります。
スレッドのユーザー状態を取得するには、ICorDebugThread::GetUserState メソッドを使用します。
必要条件
:「システム要件」を参照してください。
ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h
ライブラリ: CorGuids.lib
.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能
関連項目
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