ICorDebugThread::GetCurrentException メソッド

現在マネージド コードによってスローされている例外を表す ICorDebugValue オブジェクトへのインターフェイス ポインターを取得します。

構文

HRESULT GetCurrentException (
    [out] ICorDebugValue **ppExceptionObject
);

パラメーター

ppExceptionObject [out]マネージド コードによって現在スローされている例外を表す ICorDebugValue オブジェクトのアドレスへのポインター。

解説

例外オブジェクトは、例外がスローされた時点から catch ブロックが終わるまで存続します。 関数の評価は、ICorDebugEval メソッドで実行され、セットアップ時に例外オブジェクトをクリアし、完了時に復元します。

例外は入れ子にすることができる (フィルターまたは関数評価で例外がスローされた場合など) ので、1 つのスレッドで複数の未処理の例外が発生する可能性があります。 GetCurrentException で最新の例外が返されます。

例外オブジェクトと型は、例外が存続している間じゅう変更することがあります。 たとえば、型 x の例外がスローされた後、共通言語ランタイム (CLR) がメモリ不足になり、メモリ不足の例外に昇格する場合があります。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能