IMetaDataImport::ResolveTypeRef メソッド
指定された TypeRef トークンによって表される Type 参照を解決します。
構文
HRESULT ResolveTypeRef (
[in] mdTypeRef tr,
[in] REFIID riid,
[out] IUnknown **ppIScope,
[out] mdTypeDef *ptd
);
パラメーター
tr
[in] 参照される型情報を返す TypeRef メタデータ トークン。
riid
[in] ppIScope
に返すインターフェイスの IID。 通常、これは IID_IMetaDataImport になります。
ppIScope
[out] 参照される型が定義されているモジュール スコープへのインターフェイス。
ptd
[out] 参照された型を表す TypeDef トークンへのポインター。
解説
重要
複数のアプリケーション ドメインが読み込まれる場合は、この方法を使用しないでください。 このメソッドは、アプリケーション ドメインの境界を尊重しません。 アセンブリの複数のバージョンが読み込まれ、同じ名前空間を持つ同じ型が含まれている場合、メソッドから最初に見つかった型のモジュール スコープが返されます。
ResolveTypeRef
メソッドにより、他のモジュールの型定義が検索されます。 型定義が見つかった場合は、そのモジュール スコープへのインターフェイスと、その型の TypeDef トークンが ResolveTypeRef
から返されます。
解決する型参照の解決スコープが AssemblyRef である場合、IMetaDataDispenser::OpenScope メソッドまたは IMetaDataDispenser::OpenScopeOnMemory メソッドの呼び出しで既に開かれているメタデータ スコープ内でのみ ResolveTypeRef
メソッドにより一致が検索されます。 これは、 ResolveTypeRef
ではディスク上またはグローバル アセンブリ アセンブリが格納されている場所を AssemblyRef スコープのみから判断できないためです。
必要条件
:「システム要件」を参照してください。
ヘッダー: Cor.h
ライブラリ: リソースとして MsCorEE.dll に含まれている
.NET Framework のバージョン: 1.0 以降で使用可能
関連項目
.NET