方法: Net.TCP ポート共有サービスを有効にする
Windows Communication Foundation (WCF) では Net.TCP ポート共有サービスと呼ばれる Windows サービスを使用し、複数のプロセス間での TCP ポート共有を実現します。 このサービスは WCF の一部としてインストールされますが、セキュリティ予防措置として既定では有効になっていません。したがって、初めて使用する前に手動で有効にする必要があります。 このトピックでは、Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインを使用して、Net TCP ポート共有サービスを設定する方法について説明します。
Net.TCP ポート共有サービスを有効にして手動で開始したら、「方法: ポート共有を使用するように WCF サービスを構成する」を参照して、このサービスを使用できるようにユーザーのサービスを構成する方法を確認します。
net.tcp://ポート共有を使用するサンプルについては、「Net.TCP ポート共有のサンプル」を参照してください。
MMC を使用して Net.TCP ポート共有サービスを有効にするには
[スタート] メニューから、コマンド プロンプト ウィンドウを開いて「
services.msc
」と入力するか、[ファイル名を指定して実行] を開いて [名前] ボックスに「services.msc
」と入力し、サービス管理コンソールを開きます。サービス リストの [名前] 列の [Net.Tcp ポート共有サービス] を右クリックして、メニューの [プロパティ] をクリックします。
サービスの手動起動を有効にするには、 [プロパティ] ウィンドウの [全般] タブをクリックし、 [スタートアップの種類] ボックスの [手動] を選択して、 [適用] をクリックします。
サービスを開始するには、サービスの状態領域の [開始] ボタンをクリックします。 これで、サービスの状態には "開始" が表示されます。
[OK] をクリックしてサービス リストに戻り、MMC コンソールを終了します。