SYSLIB0056: AssemblyHashAlgorithm を受け取る Assembly.LoadFrom は廃止されます

.NET 9 以降では、AssemblyHashAlgorithm を受け取る Assembly.LoadFrom のオーバーロードは廃止されます。 それをコードで呼び出すと、コンパイル時に警告 SYSLIB0056 が生成されます。

廃止の理由

Assembly.LoadFrom(String, Byte[], AssemblyHashAlgorithm) は、無条件で NotSupportedExceptionをスローします。 これは、開発エクスペリエンスが乏しいからです。 オーバーロードは、使用されるまで有効な API のように見え、実行時にスローされます。 これを廃止としてマークすることで、設計時に必要な使用不可というシグナルを出すことができます。

回避策

AssemblyHashAlgorithm を受け取らない Assembly.LoadFrom のオーバーロードを使用します。

警告を抑制する

古い API を使う必要がある場合は、コードまたはプロジェクト ファイルで警告を抑制することができます。

単一の違反だけを抑制するには、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して警告を無効にしてから、再度有効にします。

// Disable the warning.
#pragma warning disable SYSLIB0056

// Code that uses obsolete API.
// ...

// Re-enable the warning.
#pragma warning restore SYSLIB0056

プロジェクトですべての SYSLIB0056 警告を抑制するには、プロジェクト ファイルに <NoWarn> プロパティを追加します。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">
  <PropertyGroup>
   ...
   <NoWarn>$(NoWarn);SYSLIB0056</NoWarn>
  </PropertyGroup>
</Project>

詳細については、「警告を表示しない」を参照してください。