ジオコーディング
この記事では、.NET Multi-platform App UI (.NET MAUI) IGeocoding インターフェイスの使用方法について説明します。 このインターフェイスは、プレースマークを位置座標にジオコーディングする API と、プレースマークに逆ジオコーディングする API を提供します。
IGeocoding
インターフェイスの既定の実装は、Geocoding.Default プロパティを通じて使用できます。 IGeocoding
インターフェイスと Geocoding
クラスはどちらも Microsoft.Maui.Devices.Sensors
名前空間に含まれています。
作業の開始
ジオコーディング機能にアクセスするには、次のプラットフォーム固有の設定が必要です。
設定は必要ありません。
ジオコーディングの使用
次の例では、住所の位置座標を取得する方法を示します。
string address = "Microsoft Building 25 Redmond WA USA";
IEnumerable<Location> locations = await Geocoding.Default.GetLocationsAsync(address);
Location location = locations?.FirstOrDefault();
if (location != null)
Console.WriteLine($"Latitude: {location.Latitude}, Longitude: {location.Longitude}, Altitude: {location.Altitude}");
高度は常に使用できるとは限りません。 使用できない場合は、Altitude プロパティが null
であるか、値が 0
である可能性があります。 高度を使用できる場合、値は海抜メートル単位です。
リバース ジオコード化
逆ジオコーディングは、既存の座標セットに対するプレースマークを取得するプロセスです。 次の例は、プレースマークを取得する方法を示します。
private async Task<string> GetGeocodeReverseData(double latitude = 47.673988, double longitude = -122.121513)
{
IEnumerable<Placemark> placemarks = await Geocoding.Default.GetPlacemarksAsync(latitude, longitude);
Placemark placemark = placemarks?.FirstOrDefault();
if (placemark != null)
{
return
$"AdminArea: {placemark.AdminArea}\n" +
$"CountryCode: {placemark.CountryCode}\n" +
$"CountryName: {placemark.CountryName}\n" +
$"FeatureName: {placemark.FeatureName}\n" +
$"Locality: {placemark.Locality}\n" +
$"PostalCode: {placemark.PostalCode}\n" +
$"SubAdminArea: {placemark.SubAdminArea}\n" +
$"SubLocality: {placemark.SubLocality}\n" +
$"SubThoroughfare: {placemark.SubThoroughfare}\n" +
$"Thoroughfare: {placemark.Thoroughfare}\n";
}
return "";
}
2 つの場所間の距離を取得する
Location クラスおよび LocationExtensions クラスでは、2 つの場所の間の距離を計算するメソッドが定義されています。 2 つの位置の間の距離を取得する例については、「2 つの位置の間の距離」をご覧ください。
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