XML 処理命令リテラル (Visual Basic)

  • [アーティクル]

XProcessingInstruction オブジェクトを表すリテラル。

構文

<?piName [ = piData ] ?>

指定項目

<?
必須です。 XML 処理命令リテラルの先頭を表します。

piName
必須です。 処理命令の対象となるアプリケーションを示す名前。 "xml" または "XML" では開始できません。

piData
任意。 piName の対象となるアプリケーションが XML ドキュメントを処理する方法を示す文字列。

?>
必須です。 処理命令の末尾を表します。

戻り値

XProcessingInstruction オブジェクト。

Remarks

XML 処理命令リテラルは、アプリケーションが XML ドキュメントを処理する方法を示します。 アプリケーションは XML ドキュメントを読み込むとき、XML 処理命令を確認して、そのドキュメントの処理方法を判断します。 アプリケーションによって解釈されるのは、piName と piData の意味です。

XML ドキュメント リテラルでは、XML 処理命令と似た構文が使用されます。 詳細については、「XML ドキュメント リテラル」を参照してください。

Note

piName 要素の先頭に "xml" または "XML" 文字列を使用することはできません。これらの識別子は、XML 1.0 仕様で予約されているためです。

XML 処理命令リテラルは、変数に代入するか、XML ドキュメント リテラルに含めることができます。

Note

XML リテラルは、行連結文字なしで複数行にまたがることができます。 これにより、XML ドキュメントからコンテンツをコピーして、Visual Basic プログラムに直接貼り付けることができます。

XML 処理命令リテラルは、Visual Basic コンパイラによって、XProcessingInstruction コンストラクターへの呼び出しに変換されます。

例

次の例では、XML ドキュメントのスタイルシートを特定する処理命令を作成します。

Dim pi As XProcessingInstruction = 
  <?xml-stylesheet type="text/xsl" href="show_book.xsl"?>

関連項目