LINQ の概要 (Visual Basic)
統合言語クエリ (LINQ) は、.NET Framework Version 3.5 で導入された、オブジェクトとデータの溝を埋める画期的な手法です。
これまでは、データに対するクエリは、コンパイル時の型チェックや IntelliSense のサポートがない単純な文字列として表現されてきました。 さらに、SQL データベース、XML ドキュメント、さまざまな Web サービスなど、各種データ ソースの異なるクエリ言語を学習する必要があります。 LINQ により、"クエリ" は Visual Basic の高度な言語構成要素になります。 厳密に型指定されているオブジェクトのコレクションに対して、言語キーワードと使い慣れた演算子を用いてクエリを記述します。
Visual Basic を使って LINQ クエリを記述できます。対象は、IEnumerable またはジェネリック IEnumerable<T> インターフェイスをサポートする SQL Server データベース、XML ドキュメント、ADO.NET データセット、その他のオブジェクトのコレクションです。 サード パーティからも、多くの Web サービスとその他のデータベース実装に対する LINQ のサポートが提供されます。
新しいプロジェクトで LINQ クエリを使用できるほか、既存のプロジェクトで LINQ 以外のクエリを使用することもできます。 唯一の要件は、プロジェクトが .NET Framework 3.5 以降をターゲットとしていることです。
次の Visual Studio の図は、SQL Server データベースに対して部分的に完了した LINQ クエリを示しています。このクエリは C# および Visual Basic の両方で記述されており、完全な型チェックと IntelliSense に対応しています。
次のステップ
LINQ の詳細については、最初に「Visual Basic の LINQ の概要」の概要に関するセクションで基本的な概念を理解し、次に関心のある LINQ テクノロジのドキュメントを参照してください。
SQL Server データベース:LINQ to SQL
XML ドキュメント:LINQ to XML (Visual Basic)
ADO.NET データセット:LINQ to DataSet
.NET のコレクション、ファイル、文字列など:LINQ to Objects (Visual Basic)
関連項目
.NET