-noconfig
コンパイラにより、一般的に使用される .NET Framework アセンブリが自動的に参照されたり、System
と Microsoft.VisualBasic
名前空間がインポートされたりしないように指定します。
構文
-noconfig
Remarks
-noconfig
オプションでは、Vbc.exe ファイルと同じディレクトリにある Vbc.rsp ファイルを使用してコンパイルが実行されないように、コンパイラに指定できます。 Vbc.rsp ファイルは、一般的に使用される .NET Framework アセンブリを参照し、System
と Microsoft.VisualBasic
の名前空間をインポートします。 コンパイラでは、-nostdlib
オプションを指定しない限り、System.dll アセンブリが暗黙的に参照されます。 -nostdlib
オプションでは、Vbc.rsp を使用してコンパイルされないように、または自動的に System.dll アセンブリが参照されないように、コンパイラに指定できます。
Note
Mscorlib.dll アセンブリおよび Microsoft.VisualBasic.dll アセンブリは常に参照されます。
Vbc.rsp ファイルを変更すると、(-noconfig
オプションを指定した場合を除き) Vbc.exe のすべてのコンパイルに含めるコンパイラ オプションを追加指定できます。 詳しくは、「@ (応答ファイルの指定)」をご覧ください。
コンパイラでは、vbc
コマンドに渡されるオプションが最後に処理されます。 そのため、コマンド ラインでオプションが指定されている場合、Vbc.rsp ファイル内の同じオプション設定がオーバーライドされます。
Note
-noconfig
オプションは、Visual Studio 開発環境からは利用できません。これはコマンド ラインからコンパイルするときにのみ使用できます。
関連項目
.NET