ストアフロント チェックアウトでの支払い処理のリファクタリング
重要
このコンテンツはアーカイブされており、更新されていません。 最新のドキュメントについては、「Dynamics 365 Commerce の新機能および変更された機能」を参照してください。 最新のリリース計画については、「Dynamics 365 および Microsoft Power Platform のリリース計画」を参照してください。
| 有効対象 | パブリック プレビュー | 一般提供 |
|---|---|---|
| ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要 | 
2021 年 5 月 28 日 |
2021 年 7 月 16 日 |
ビジネス バリュー
この機能によって、支払プロセッサへの承認リクエストの回数が減り、支払い処理の手数料を削減できます。 また、銀行による顧客認証と注文の支払金額の承認リクエストを組み合わせることで、欧州連合の強力な顧客認証 (SCA) をさらによくサポートできるようになります。
機能の詳細
ヨーロッパでは、顧客がカードを使用してオンライン取引の支払を行う場合に、Web サイトは、カード所有者の認証のために顧客を銀行に直接リダイレクトする機能をサポートするように SCA によって義務付けられています。 顧客が承認リクエストの前に銀行によって認証されると、取引はより安全であると見なされ、マーチャントから責任がシフトされます。 現在、このような顧客認証は、カード トークンの取得時に行われます。 そのカード トークンが、その後の承認リクエストで使用されます。 マーチャントの観点では、後続の承認リクエストは、カード トークンつまりファイル上のカードを使用して行われるため、責任のシフトはありません。 このために、ストアフロントを使用するマーチャントで混乱が発生する可能性があります。
この機能を有効にすると、リクエストが 1 回行われてカード トークンと認証が取得されます。 リクエストには SCA リダイレクトも含まれます。 この結果、マーチャントから見ても、SCA 適用時の責任のシフトが含まれる 1 回の認証リクエストが行われます。 SCA 要件の対象となるマーチャントでも、そうでないマーチャントでも、この機能によって承認リクエストが減少し、それによって処理の手数料を削減できます。