2021 年リリース サイクル 2 の Dynamics 365 Connected Spaces に向けた計画と準備

概要

Dynamics 365 Connected Spaces (以前の名称は Dynamics 365 Connected Store) は、物理空間からの観測信号を収集して分析する SaaS (サービスとしてのソフトウェア) ターンキー ソリューションです。

Connected Spaces は、コンピューター ビジョンと AI の統合によって運営のエクスペリエンスを変革します。 Connected Spaces は、ビデオ カメラからのデータを利用して、運営を効率化し、顧客エクスペリエンスを向上させるとともに、従来はオンライン空間のみで提供されていたメリットを提供することで実店舗とデジタル店舗の格差を埋めることができる、リアルタイムの実用的な分析を提供します。

Connected Spaces は、次のハイブリッド アプローチを使用してこれを実現します。

• インテリジェント エッジ: カメラ ストリームをクラウドに送信される観察データに変換する、オンプレミスのマネージド ゲートウェイ。

• インテリジェント クラウド: エッジからの観測信号を相互に関連付けて分析ダッシュボードを提供するマルチテナント型の SaaS ソリューション。

• 事前構築済み AI モデル: コンピューター ビジョンと AI を物理的なスペースに適用する、すぐに使える AI モデル。

Dynamics 365 Connected Spaces の 2021 年リリース サイクル 2 の更新情報

投資分野

店舗分析
Connected Spaces は、ビジネスの意思決定者と店舗スーパーバイザーに店舗分析とトレンド情報を提供します。 店舗分析の内容は次のとおりです。

• 買い物客分析: 特定の店舗について客足のパターンを把握します。

• ディスプレイ効果: すべての店舗のディスプレイについてディスプレイ効果とエンゲージメントを把握します。

• 待ち行列管理: より的確なリアルタイムの人員配置を決定できるように、レジ待ち行列の長さと滞留時間を把握します。

刷新および改善された Web エクスペリエンス
Connected Spaces のユーザー インターフェイスは、Web ベースのエクスペリエンスとして更新されました。

エクスペリエンスの改善により、次のようなメリットが店舗マネージャーにもたらされます。

• カメラを構成し、カメラのスキル ゾーンを描画する: Web アプリをより大きな画面で使用できるため、カメラの構成やカメラのスキル ゾーンの描画が簡単になります。
• ダッシュボード: 日付、スキルの種類、またはスキル名でフィルター処理して、必要なデータ ビューのみを取得します。
• ナビゲーションの改善: 新しい左側のナビゲーションにより、1 回のクリックでカメラ、カメラ スキル、分析、設定にアクセスできます。
• アクセシビリティ: アクセシビリティの向上により、サポートされているブラウザーのすべてのユーザーが Connected Spaces を簡単に利用できます。

このリリース サイクル中に提供される機能セット全体の詳細については、以下の Dynamics 365 Connected Spaces のリリース計画をご確認ください。

アプリケーション管理者向け

自動的に有効になる、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えるユーザー機能
ユーザーに影響を与える機能は、アプリケーション管理者が確認する必要があります。 これにより、リリース変更管理が容易になり、市場にリリースされた新機能のオンボーディングを成功させることができます。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、自動的に有効化される」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

アプリケーション管理者が有効にする必要のある機能
このリリース サイクルには、ユーザーが利用できるように管理者、作成者、またはビジネス アナリストによって有効化または構成される必要のある機能が含まれています。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

Connected Spaces を最大限に活用する