2022 年リリース サイクル 2 の Dynamics 365 Sales に向けた計画と準備

概要

Dynamics 365 Sales は、すべての組織がデータ、インテリジェンス、ユーザーに好まれるエクスペリエンスを利用して顧客とその希望する購入方法を理解することにより売上を増やせるように支援する、市場をリードする営業アプリケーションです。 Dynamics 365 Sales は、販売担当者が作業するあらゆる場所で、Office 365 や Teams のようなお気に入りの生産性向上ツールにビジネス データの優れた機能をもたらします。 最も関連性が高い真のエンゲージメントに焦点を合わせることで、販売担当者はすばやくその時点での顧客のニーズの核心を把握し、より効率的に販売できます。

世界における働き方は、過去 10 年間で大きく変化し、過去 2、3 年でさらに変化しました。 販売担当者の役割も進化しています。 購入者は体験全体を通してデジタル体験とパーソナライズされた体験の融合を期待しています。 販売担当者の進化のためには、現在の経験にいくつかの変化が必要です。それは、職務の優先順位付け、インテリジェントなデジタル通信ツール、コラボレーションの強化による生産性向上のほか、顧客の信頼できるアドバイザーになるためにより多くの時間を費やすことです。 そのためには、販売担当者があまりにも多くのデータと情報を理解しようとして圧倒されることがあってはならず、それよりも、顧客とのあらゆるやり取りに価値をもたらして販売担当者の役に立つデータが必要です。

2022 年リリース サイクル 2 では引き続き販売者エクスペリエンスを最適化します。データと AI を使って販売者が作業の優先順位を付けるのを助け、ビジネス ツールと生産性ツールを組み合わせて現在の販売者に対応します。また、販売者が顧客と効率的に交流し、顧客とのやり取りに時間を集中できるよう、コンテキスト内のコラボレーション エクスペリエンスを表示します。

新しい機能のアイデアやフィードバックはありますか？ Sales のアイデア投稿でお知らせください。

Dynamics 365 Sales の 2022 年リリース サイクル 2 の更新情報

投資分野

レポート
Dynamics 365 Sales が提供する標準化されたレポートにより、営業マネージャーと管理者ユーザーは営業アプリケーションの利用状況を把握できます。 また、このレポートはアプリケーションを使用しているチームと個人のパフォーマンスを測定するのにも役立ちます。 フィルター パラメーターは、営業レコードのパフォーマンスと利用状況をさまざまな分析観点から把握するのに役立ちます。

詳細については、「営業使用状況レポートを表示して把握する」を参照してください。

営業アクセラレータとプロセスの自動化
営業アクセラレータは、販売担当者が見込顧客や顧客と複数のチャネルで効率的にやり取りできるセールス エンゲージメント プラットフォームです。 また、優先ワークリストは、販売担当者が適切な顧客とつながり、自動化と統合を通じてワークフローを効率化するのに役立ちます。

詳細については、「営業アクセラレータとは」を参照してください。

プロセスの自動化により、リードと営業案件を適切な販売担当者に自動で割り当てることができます。 簡単に構成可能なルールにより、ビジネス ロジックに基づいて営業チーム間でリードと営業案件を適切に配分できます。 また、利用可能性とキャパシティを管理することで、チーム メンバーのワークロードのバランスを取ることができます。

予測とパイプライン インテリジェンス
正確な情報に基づいて戦略的に意思決定を下すために、組織は収益と売上を正確に予測することで、ビジネスの健全性を正しく理解する必要があります。 組織内のさまざまな利害関係者は、次のような予測に基づいて戦略的に意思決定を下す必要があります。

• CEO は、ビジネス変革を戦略的に行うために、すべての製品の需要を予測する必要があります。
• COO は、リソースを効率的に割り当てるためにビジネスの範囲を理解する必要があります。
• CFO は、ビジネスを成長に導く財務計画の作成のために、今後のキャッシュ フローを可視化する必要があります。

ただし、これらの戦略的な意思決定を伝えることができる正確な売上予測機能の開発には、苦労を伴うことがよくあります。 Dynamics 365 Sales の予測機能により、営業チームは収益を予測し、目標に対するチームの実績を追跡できます。また、目標を達成する能力を損なう可能性のあるパイプラインのリスクを特定できます。 パイプライン インテリジェンスは、営業パイプラインに関する包括的なビューと分析情報を提供します。

予測とパイプライン インテリジェンスの詳細については、「売上予測による正確な収益の予測」を参照してください。

会話インテリジェンス
会話インテリジェンスでは、分析とデータ サイエンスを使用して販売担当者の通話レコーディングや Dynamics 365 Sales からデータを収集します。 これにより、販売チームをインテリジェントに管理して販売担当者を積極的にコーチングするための分析情報が得られます。

このサイクルで重点を置いている領域は次のとおりです。

• 顧客とのすべての対話をキャプチャし、それに基づくビジネス分析情報をリアルタイムに提供します。 顧客との対話に Microsoft の通信チャネル (Teams、Outlook、Azure Communication Services など) を使用している組織は、それらの対話と関連するビジネス データの記録をコンテキストの切り替えなしにシームレスにつなぐことができ、それに基づく非常に重要なビジネス分析情報が得られます。
• Dynamics 365 Sales 内で会話インテリジェンスを日々のワークフローにおいて不可欠な部分として利用できます。
• パフォーマンスを大幅に高め、より多くの取引を成立させるのに役立つ、ビジネス分析情報や開発支援ツール (通話中のリアルタイムのヒント、質問の検出と分析、ほか多数) が得られます。

会話インテリジェンスの詳細については、「会話インテリジェンスによって販売担当者へのコーチングと営業のチャンスを改善する」を参照してください。

このリリース サイクル中に提供される機能セット全体の詳細については、以下の Dynamics 365 Sales のリリース計画をご確認ください。

アプリケーション管理者向け

自動的に有効になる、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えるユーザー機能
ユーザーに影響を与える機能は、アプリケーション管理者が確認する必要があります。 これにより、リリース変更管理が容易になり、市場にリリースされた新機能のオンボーディングを成功させることができます。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、自動的に有効化される」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

アプリケーション管理者が有効にする必要のある機能
このリリース サイクルには、ユーザーが利用できるように管理者、作成者、またはビジネス アナリストによって有効化または構成される必要のある機能が含まれています。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

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