ヘッドレス コマースのアーキテクチャ

この記事では、ヘッドレス コマース (Commerce Scale Unit とも呼ばれる) のアーキテクチャについて説明します。 ヘッドレス コマースは、拡張可能で、カスタマイズされたフリクションフリーなコマース エクスペリエンス、および統合され最適化されたバック オフィス操作を可能にする API 駆動型のフレームワークです。

Commerce Scale Unit アーキテクチャ。

ヘッドレス コマースが提供するオムニチャネル ソリューション

ヘッドレス コマースのコマース API は Microsoft Dynamics 365 Commerce によって使用され (バックオフィス、ストア内、コール センター、および e コマース)、完全なオムニチャネル ソリューションを提供します。 API は、サード パーティのアプリケーションおよび Microsoft Power Platform コネクタで使用できます。

Commerce Scale Unit のプラットフォームの統合。

コンポーネント

ヘッドレス コマースには、次のコンポーネントが含まれます。

  • コンシューマー API
  • Commerce Runtime (CRT)
  • チャネル データベース

コンシューマー API

ヘッドレス コマースでは、Dynamics 365 Commerce 用の Open Data Protocol (OData) API と使用できるサード パーティ アプリが公開されます。 API レイヤーは、ASP.NET コアを使用して作成されます。 クライアントが API を使用できるように異なった認証オプションが提供されます。 API は、ビジネス ロジックを公開するラッパーです。 詳細については、次の記事を参照してください。

Commerce Runtime

CRT は、コア コマース ビジネス ロジックを含むポータブル .NET ライブラリの集合です。 コンシューマー API はクライアントに使用するビジネス ロジックを公開します。 ビジネス ロジックを追加または変更するには、CRT をカスタマイズします。 詳細については、次の記事を参照してください。

チャネル データベース

チャネル データベースは、オンライン ストアまたは従来型の店舗などの 1 つ以上のコマース チャネルからのトランザクション データおよびマスター データを保持します。 マスター データは Commerce Data Exchange (CDX) を使用して、Commerce 本社からチャネル データベースにプッシュ ダウンされます。 チャネル データベースに格納されたトランザクション データは、CDX を使用して Commerce 本社に引き戻されます。 詳細については、チャネル データベース拡張機能を参照してください。