作業者、職務、および職位の統合

1 つのアプリでのみマスターされている間は、作業者データは複数の Dynamics 365 アプリ間で同期できます。 たとえば、人事管理 (HR) データは Dynamics 365 Human Resources でマスターし、Dynamics 365 Commerce、Dynamics 365 Finance、および Dynamics 365 Supply Chain Management と同期することができます。 データは、バックグラウンドでシームレスに統合されます。 作業者に関するデータを統合する機能により、すべての Dynamics 365 アプリで同じデータを操作して、情報を包括的に把握することができます。

Human Resources

HR データの統合には、財務と運用アプリと Customer Engagement アプリ間での HR データのマッピングが含まれます。

テンプレート

HR データには、従業員と契約社員、職位、職務に関する情報が含まれます。 次の表に示すように、テーブル マップのコレクションは、データ操作中に連携して動作します。

財務と運用アプリ Customer Engagement アプリ 説明
報酬ジョブ機能 cdm_jobfunctions
報酬ジョブ タイプ cdm_jobtypes
雇用職務権限 msdyn_employmentjobfunctions
会社ごとの雇用 cdm_employments
職務 cdm_jobs
職位 V2 cdm_jobpositions
職位タイプ cdm_positiontypes
職位作業者割り当て cdm_positionworkerassignmentmaps
ワーカー cdm_workers Dynamics 365 Finance および Supply Chain Management では、作業者は従業員または契約社員のいずれかに分類されます。 Dataverse では、作業者をボランティアとして分類することもできます。 データが Finance と Supply Chain Management に変換されると、ボランティアは契約社員になります。

マップされていないフィールド

データ同期中に、財務と運用からデータの一部のみが同期されたり、データがまったく同期されなかったりする可能性があります。 変更は、エンティティ内のマップされたフィールドが更新された場合にのみ同期されます。 マップされていないフィールドを変更しても、データは同期されません。

それらのエンティティ内の人事管理エンティティとマップされていないフィールドの一覧を以下に示します。 これらのフィールドを変更しても、二重書き込みはトリガーされません。

エンティティ マップされていないフィールド
ワーカー WorkerStatus Gender