メンテナンス時に二重書き込みを一時停止する

テーブル マップは、手動で一時停止またはルール経由で自動的に一時停止が可能です。 テーブル マップを一時停止することで、特に計画的または計画外のメンテナンス中にビジネスの継続性を確保するのに役立ちます。 アプリが維持されている間、ユーザーは引き続き作業を行いレコードを作成できます。

実行中の状態のテーブル マップを一時停止すると、テーブル マップを再開するまで、作成または更新されたすべてのレコードがキューに入れられます。 キューに入れられたレコードは、安全な Microsoft Azure ストレージに格納されます。 テーブル マップを再開して 実行中 の状態に戻す際、これらのテーブルが再び実行されます。

メモ

テーブル マップが一時停止の状態中に、次の制限が適用されます。

  • 一時停止は最大 1 日のみ有効です。
  • キューに入れることができるレコードの最大サイズは 1 GB です。

一時停止したマップは、一時停止の開始日から 1 日以内に再度有効化する必要があります。さもなければ保留中の変更が失われ、データの整合性に影響を及ぼす可能性があります。 制限のいずれか 1 つに到達すると、同期が再開され、キューに入れられたレコードが追いつかれるまで、結果として全ての追加レコードがブロックされます。 キャッチ アップを完了するために、ユーザーがジョブを手動で再開する必要があります。

一時停止状態のテーブル マップ用に作成または更新されたレコードは、テーブル マップのキューに入れられたレコードで表示できます。

キューされたレコードのタブ。

キューに入れられたレコード数の合計行は、特定のテーブル マップに対してキューに入れらたレコードの合計数を示します。 さらに読み込む を選択すると、ページ設定された表示内で追加のレコードを表示できます。 統合キーでレコードのフィルタ処理もできます。

同期の再開

テーブル マップを再開すると、一時停止状態から実行中の状態に切り替わり、キューから送信先アプリにレコードが書き込まれます。 同期が再開される際の、キューに入れられますレコードの管理方法に影響するオプションは 3 種類があります。

  • キューに入れ込みレコードの同期を行う - キュー内のレコードは、新しいレコードのライブ同期を再送信する前に処理されます。 マップに対して作成された新しいレコードは、キュー内のすべてのレコードが処理されるまでは、引き続きライブ同期と同期するのではなく、キューに追加されます。 キュー内のすべてのレコードが処理された場合、マップされたテーブルの新しいレコードのライブ同期が続行されます。
  • 再試行のエラーを検出 するためにキューに入れ込みレコードを保持する Live 同期にスキップします。テーブル マップの新しいレコードのライブ同期が直ちに再開されます。 キューに入っているレコードは キャッチアップ エラー リストに移動し、そこでレコードの処理を再試行できます。 再試行される キャッチアップ エラー リストのレコードは非同期処理されます。
  • ライブ同期にスキップして、キュー下レコードをディスカードする - テーブル マップに対いて作成された新しいレコードのライブ同期が直ちに再開されます。 キューに入っているレコードはキューから破棄され、ジョブは行先のアプリケーションと同期されません。

さまざまな理由で、一部のレコードがエラーアウトし、書き込みに失敗する場合があります。 たとえば、行先アプリケーションでのビジネス検証などです。 この場合、レコードはキューに残り、キャッチアップ エラータブに表示されます。詳細については、テーブル マップの一時停止からのキャッチアップ エラー を参照してください。

ライブ同期に関する制限事項

ライブ同期にスキップ アクションは、テーブル マップで使用できますの再送信時にキューに入ったレコードを処理できます。 テーブル マップを再開する場合は、キューに入れ込みレコードの同期を行う オプションが選択された場合は、キュー内のレコードは、新しいレコードのライブ同期を再送信する前に処理されます。 キューの処理が必要以上に遅くなる可能性があります。 たとえば、キュー内に多数のレコードが入る場合や、多数の新規レコードが作成され、処理されるキューよりも早くレコードがキューに追加される場合があります。 キューの処理が必要以上に遅い場合は、ライブ同期に進む必要があります。

同期にスキップ アクションを選択すると、キューに新しいレコードを追加するのではなく、テーブル マップの新しいレコードの同期が直ちに再開されます。 キューに 入ったレコードをキャッチアップ エラーに保持 オプションが選択されている場合は、キューに残っているすべてのレコードが キャッチアップ エラー リストに移動し、そのレコードの処理を再試行できます。 再試行される キャッチアップ エラー リストのレコードは非同期処理されます。 キューに入れ込みエラー レコードを保持する オプションが選択されて いない 場合は、キューに残っているレコードがキューから破棄され、そのレコードは行先アプリケーションと同期されません。