与信および回収管理 Power BI コンテンツ
この記事では、与信および回収管理 Microsoft Power BI コンテンツの内容について説明します。 Power BI レポートにアクセスする方法を説明し、コンテンツを作成するために使用したデータ モデルおよびエンティティについての情報を提供します。
概要
与信および回収管理 Power BI コンテンツは、与信および回収マネージャー、そして回収係のために作成されています。 売掛債権回転日数、延滞残高、クレジット エクスポージャ、与信限度額を超えた顧客など、主要な与信および回収のメトリックスを提供します。 トランザクション データを使用し、すべての会社の与信および回収の集計ビューを提供します。 会社、顧客グループ、および顧客ごとの内訳も提供します。
この Power BI コンテンツは、10 のレポート ページで構成されます:
- 2 つの概要ページ (与信の概要に 1 ページと回収の概要に 1 ページ)
- さまざまな分析コードで解析された与信および回収のメトリックスの詳細を提供する 8 つの詳細ページ
すべての金額はシステム通貨で表示されます。 システム通貨は、システム パラメーター ページで設定できます。
既定では、現在の会社の与信および回収のデータが表示されます。 すべての会社のデータを表示するには、CustCollectionsBICrossCompany 職務権限をロールに割り当てます。
注記
Dynamics 365 Finance バージョン 10.0.38 では、クレジットと回収ワークスペースの Power BI レポートのパフォーマンスを向上させる新しい機能が追加されました。 機能管理で、与信および回収分析のパフォーマンスの向上を有効にします。 以前のバージョンでは、レポートがタイムアウトして表示されないことがありました。 この機能により、データ結合、フィルタリング、通貨計算、および計算列の処理が改善されます。 これらすべての改善を可能にするために、売上未払い日数の計算 (DSO) が コレクションの概要 レポートページから削除されました。 DSO は、信用統計 ファクトボックスで確認できます。
Power BI コンテンツを表示するための設定
データを顧客の与信および回収 Power BI ビジュアルに表示するには、次の設定を完了する必要があります。
- システム管理 > 設定 > システム パラメーターに移動して、システム通貨およびシステム為替レートを設定します。
- 一般会計 > カレンダー > 会計カレンダーに移動し、有効な期間に割り当てられている会計カレンダーを検証します。
- 総勘定元帳 > 設定 > 元帳に移動して、会計通貨および為替レート タイプを設定します。
- トランザクション通貨と会計通貨、会計通貨とシステム通貨の間の為替レートを定義します。 これを行うには、総勘定元帳 > 通貨 > 通貨の為替レートに移動します。
- システム管理 > 設定 > エンティティ格納 に移動して、CustCollectionsBIMeasurementsV2 集計測定を更新します。 上記の新機能が有効になっている場合は、CustCollectionsBIMeasurementsV3 を更新します。
注記
エイジング期間の定義は、売掛金勘定パラメータ > コレクション > コレクションの既定値 から設定して、Power BI コンテンツ内のエイジング データを有効にします。
Power BI コンテンツへのアクセス
与信および回収管理 Power BI コンテンツは顧客の与信および回収ワークスペースに表示されます。
Power BI コンテンツに含まれるレポート
CustCollectionsBICrossCompany Power BI コンテンツには、一連のメトリックスで構成されるレポートが含まれています。 これらのメトリックスはグラフ、タイル、表として視覚化されます。 次の表に、CustCollectionsBICrossCompany Power BI コンテンツの視覚化の概要を示します。
レポート ページ | 視覚化 |
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回収の概要 |
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与信の概要 |
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与信限度額 |
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与信限度額を超えた顧客 |
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期日が経過した顧客 |
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指定の期間に達している残高 |
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支払予定 |
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損金処理 |
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回収状態 |
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督促状 |
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これらすべてのレポートのグラフとタイルはフィルター処理し、ダッシュボードに固定することができます。 Power BI のフィルター処理と固定方法の詳細については、ダッシュボードの作成および構成 を参照してください。 また、基になるデータのエクスポート機能を使用して、視覚化で要約されている基になるデータをエクスポートすることができます。