スケジュール モード

適用対象: リソース/非在庫ベースのシナリオに使用する Project Operations、見積請求に対応する小規模の展開

Dynamics 365 Project Operationsは、WBS (作業分解構造) 内のタスクにおける重要な変数の変更をどのように管理するかを組織が定義する機能を提供します。 プロジェクト マネージャーは、組織の特定のニーズに基づいて、プロジェクトの作成時にスケジュール モードを変更することができます。

Project Operations で使用できるスケジュール モードは 3 つあります:

  • 固定期間 (これが既定のモードです)
  • 固定工数 (作業)
  • 固定単位

特定のスケジュール モードの定義によって影響を受ける値は、次の式によって決定されます:

労力 = 期間 x 単位

プロジェクトのスケジュール モードを定義する際は、これらの値の 1 つを設定しているため、変更できません。 この値を一定に保つことで、その値に優先順位をつけ、他の 2 つの値が変化しても変更しないようにシステムに通知します。 以下の表は、特定のモードを選択した場合の影響についての情報です。

このタスク 単位を修正する場合 期間を修正する場合 労力を修正する場合
固定された単位のタスク 期間が再計算されます。 労力が再計算されます。 期間が再計算されます。
固定工数タスク 期間が再計算されます。 単位が再計算されます。 期間が再計算されます。
固定期間タスク 労力が再計算されます。 労力が再計算されます。 単位が再計算されます。

特定のモードの影響の詳細については、より正確なスケジュールのためにタスク タイプを変更しますを参照してください。 この記事では、用語 仕事努力 の代わりに使用されます。

組織のスケジュール モードを変更する

組織のスケジュール モードを定義するには、次の手順を実行します。

  1. 設定>一般>パラメーターに移動し、プロジェクト パラメータを選択します。
  2. プロジェクト パラメーターページで、組織の既定のスケジュール モードを選択し、プロジェクト マネージャーが新しいプロジェクトを作成する際に設定を上書きする機能を定義します。

プロジェクトのスケジュール モードの設定を変更する

組織がプロジェクトマネージャーに既定のスケジュール モードの変更を許可している場合、プロジェクト マネージャーは新しいプロジェクトを作成する際にその変更を行うことができます。 ただし、プロジェクトの保存後は、スケジュール モードを変更できません。

コピーされたプロジェクト

プロジェクトのコピー アクションが実行されるとプロジェクトが作成されるため、プロジェクト マネージャーはスケジュール モードを設定できません。 宛先のプロジェクトでは、常に組織レベルで定義されたモードが既定となります。

コピーされたタスク

タスクをあるプロジェクトから別のプロジェクトにコピーすると、そのタスクはコピー先のプロジェクトのスケジュール モードを継承します。