購買要求

マスター プランでは、承認済購買要求の補充を行えます。 したがって、購買要求を処理するために、ユーザーはワークフローを使用して発注書を作成する必要はありません。 代わりに、購買要求をマスター プランの対象にできます。 この機能により、購買要求は関連製品に対して設定されている 計画オーダー タイプ 値に応じて、発注書、移動オーダー、または製造オーダーを生成できます。

要求を含むマスター プランを有効にする

マスター プランの補充計算時に要求を含めるには、次の手順に従います。

  1. マスター プラン > 設定 > プラン > マスター プラン の順に移動します。
  2. マスター プランを作成または選択します。
  3. 一般 クイック タブで、要求を含める オプションを はい に設定します。
  4. 要求を含める追加のマスタ プランごとに手順2 と 3 を繰り返します。

承認済要求タイム フェンス

承認済要求タイム フェンス は、マスター プランに承認済の補充要求の需要が含まれる日数の過去の日数を指定します。 承認済要求タイム フェンスは、補充グループ レベルとマスタ プラン レベルの両方で設定できます。

補充グループに対する承認済要求タイム フェンスの設定

  1. マスター プラン > 設定 > 補充 > 補充グループの順に移動します。
  2. 補充グループを作成または選択します。
  3. その他 のクイック タブで、承認済要求タイム フェンス (日数) フィールドをタイム フェンスに含める日数を設定します。
  4. 承認済要求タイム フェンスを設定する追加の補充グループごとに手順 2 と 3 を繰り返します。

個々のマスター プランに対する承認済要求タイム フェンスの設定

個々のマスター プランに対して承認済要求タイム フェンスを設定すると、該当する補充グループのタイム フェンスの設定が設定によって上書きされます。

  1. マスター プラン > 設定 > プラン > マスター プラン の順に移動します。
  2. マスター プランを作成または選択します。
  3. タイム フェンス (日) のクイック タブで、承認済要求タイム フェンス (日数) フィールドをタイム フェンスに含める日数を設定します。
  4. 承認済要求タイム フェンスを設定する追加のマスター プランごとに手順 2 と 3 を繰り返します。

重要

承認済の要求タイム フェンスが計画の最適化でサポートされていません。 サポートされるまでは、承認済要求 タイム フェンス (日数) フィールドに入力のすべての値が無視されます。

補充コードに関係なく、独立した供給

購買要求は、補充コードに関係なく、常に独立した計画オーダーによって補充されます。 この動作によって、購買要求と補充注文の追跡性とワークフローが明確になります。

例 1

製品は、補充コード 値が 最小/最大 の製品として設定されています。在庫ステータスと要求ステータスは次のとおりです。

  • 手持在庫数 = 10。
  • 最小在庫数 = 15。
  • 最大在庫数量 = 20。
  • 1 個の購買要求が存在します。 今日の要求日があります。

マスター プランを実行すると、2 つの計画オーダーが作成されます (1 つは 10 個で在庫を最大数量に補充し、1 つは 1 個で購買要求の補充を行う)。

例 2

製品は、補充コード 値が 最小/最大 の製品として設定されています。在庫ステータスと要求ステータスは次のとおりです。

  • 手持在庫数 = 17。
  • 最小在庫数 = 15。
  • 最大在庫数量 = 20。
  • 1 個の購買要求が存在します。 今日の要求日があります。

マスター プランを実行すると、購買要求の補充のために、1 個に対して 1 つの計画オーダーが作成されます。

例 3

製品は、補充コード 値が 期間 および期間の長さが 7 日間の値に設定されます。 在庫、販売注文、要求のステータスは次のとおりです。

  • 手持在庫数 = 0。
  • 5 個の販売注文が存在します。 出荷予定日が今日に 1 日を加えたものがあります。
  • 3 個の購買要求が存在します。 今日プラス 3 日の要求日があります。

マスター プランを実行すると、2 つの計画オーダーが作成されます (3 つは 10 個で在庫を最大数量に補充し、1 つは 5 個で販売注文要求の補充を行う)。

メモ

購買要求にペギングされる計画オーダーが固定された後、計画エンジンは購買要求にペギングを維持します。 確認された注文に購買要求を満たすために必要な数量が不足しているのが見つかった場合は、差異に対して新しい計画オーダーが作成されます。

購買要求の詳細については、購買要求の概要 を参照してください。