警告の電子メール メッセージからのドリルダウンについて
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
警告の電子メールからドリルダウンして、警告の原因となったビジネス データの変更を確認できます。
警告自体にドリルダウンすることもできます。たとえば、フィールド値の変更によって警告が発生した場合、ドリルダウンしてそのフィールドの元の値を確認できます。
さらに、警告ルールにもドリルダウンできます。たとえば、特定の警告を今後受信しないようにする場合、その警告を発生させた警告ルールにドリルダウンして、警告ルールを削除できます。
ドリルダウン機能を有効にする
警告の電子メール テンプレートに次のリンクを追加すると、ドリルダウン機能が有効になります。受信した警告の電子メール メッセージ内の該当するドリルダウン リンクをクリックすると、ドリルダウンを実行できます。警告の電子メール メッセージに表示されるリンク テキストは、警告の電子メール テンプレートで定義されます。
URL |
リンクがドリルダウンする先 |
警告の電子メール メッセージに表示されるリンク テキスト |
---|---|---|
HTML: Dynamics://%LinkToBusinessData% XSLT: alert/LinkToBusinessData |
警告の発生元、つまり、警告の原因となった Microsoft Dynamics Ax のビジネス データ |
"<ビジネス データ> に移動" という内容のリンク テキスト |
HTML: Dynamics://%LinkToAlertRule% XSLT: alert/LinkToAlertRule |
"警告ルールの管理" フォームの警告ルール |
警告の管理 |
HTML: Dynamics://%LinkToAlert% XSLT: alert/LinkToAlert |
"通知リスト" フォームの警告 |
警告の表示 |
インストールの必要条件
電子メール メッセージからドリルダウン機能を使用するには、Microsoft Dynamics Ax コンフィギュレーション ファイルのローカル バージョンを使用する Microsoft Dynamics Ax のローカル クライアントが必要です。アプリケーション サーバーを使用して、Microsoft Dynamics Ax にアクセスした場合、ドリルダウンは機能しません。
正しいデータベースへのアクセス
警告は、2 種類のデータベースから送信されます。この場合、警告の電子メール内のドリルダウン リンクは、イベントが発生したデータベースにドリルダウンします。
正しいデータベースを識別するには、データベース システムごとにドリルダウン ターゲットを定義する必要があります。ドリルダウン ターゲットの情報を入力すると、間違ったデータベースへのドリルダウンを防止できます。
警告の電子メール内のドリルダウン リンクをクリックしても、Microsoft Dynamics Ax が実行されない場合、Microsoft Dynamics Ax の既定の設定が開始されます。警告が格納されているデータベースに既定の設定が接続されている場合、ドリルダウンは成功します。既定の設定が正しいデータベースに接続されていない場合は、ドリルダウンは失敗し、エラーが表示されます。
ドリルダウン リンクをクリックすると Microsoft Dynamics Ax が既に実行され、Microsoft Dynamics Ax のクライアントが、警告が格納されているデータベースに接続されている場合、ドリルダウンは成功します。
注意
警告の電子メールが生成および送信されてからドリルダウン ターゲットに変更を加えた場合は、電子メール内の URL が無効になり、ドリルダウンが失敗します。
ドリルダウン目標の指定
システム管理 >設定 >システム パラメーター をクリックします。 [警告] タブをクリックします。
[警告] フォームの [ドリルダウン目標] フィールドで、データベースが属するドリルダウン グループの ID 番号を入力します。