生産仕訳帳について

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

製造オーダー仕訳帳には、製造オーダーの操作時に発生するさまざまな品目トランザクションが記録されます。これらの品目トランザクションは、会社の財務レコードに直接影響を与えます。

生産仕訳帳の転記時には、すべての品目トランザクションが [一般会計] に自動的に転送されます。[一般会計] は、Microsoft Dynamics AX 4.0 の財務データと情報が集約される場所です。システムのさまざまな仕訳帳から転記される情報は、全社的な財務トランザクションの計算時に一般会計で使用されます。

生産仕訳帳のタイプ

生産で使用される仕訳帳のタイプは次のとおりです。:

  • [ピッキング リスト] : この仕訳帳は、在庫から使用される原材料の記録です。

  • [工順カード] : この仕訳帳は工順消費の記録です。

  • [ジョブ カード] : この仕訳帳は、フィードバック ジョブ カードを使用する運営リソース消費の記録です。

  • [完了報告済] : この仕訳帳は、完了したすべての品目の記録です。

生産仕訳帳と明細行

生産仕訳帳は、仕訳帳自体と仕訳帳明細行 (実際の仕訳帳レコード) の 2 つのコンポーネントに分類されます。

  • [仕訳帳] : 生産仕訳帳には、すべてのエントリに関する情報が含まれます。この情報には、仕訳帳のタイプ、名前、および番号が含まれます。これらが合わさって、操作対象の仕訳帳が識別されます。
     
    生産仕訳帳には、状態、情報の転記に使用された方法、負の控除を許可するかどうか、特定の種類のエラーを受け入れるかどうかなどの情報も格納できます。

  • [明細行] : 仕訳帳明細行は、仕訳帳自体にある実際のレコード (エントリ) を反映します。これらのレコードには、リリースの準備ができている生産原材料の一覧、消費時間数、適正品目の数と問題のある品目の数などを含めることができます。仕訳帳レコードには、財務トランザクションを作成する品目トランザクションが含まれるため、レコード内の情報は元帳内にもあります。

参照

生産の転記について