旅費交通費ワークフローについて
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
Microsoft Dynamics Ax のワークフロー システムでは、[旅費交通費] に経費精算書の確認プロセスを設定できます。以下の条件のどれかに基づいて、経費精算書を誰が承認するかを決定するワーク フローを設定できます。
従業員の報告階層と定義済みの承認制限
財務分析コードとプロジェクトの責任
特定のユーザーまたはユーザー グループに割り当て
ワークフローの承認は、経費精算書、出張命令書、現金前貸し要求、クレジット カードの争議、付加価値税 (VAT) の払い戻しに作成できます。
例
経費精算書の経費管理ワークフローの例を次に示します。
従業員が経費精算書を作成して、保存します。
従業員は承認のために経費精算書を提出します。承認者はワークフローの設定時に定義したルールに基づいて識別します。
承認者が、承認を受ける準備ができた経費精算書の通知を受け取ります。承認者は経費精算書をレビューし、次の条件が満たされていることを確認します:
経費に経費ポリシーの違反がない。経費がポリシーに違反した場合、承認者は有効な業務上の理由がレポートに記載されているか確認します。
電子レシートが経費計算書に添付されている。
承認者は経費精算書を承認します。
経費精算書が、転記のために買掛金勘定コーディネーターに割り当てられている。
自動転記を構成すると、経費報告書は支払処理され、経費精算書の状態が更新されます。
自動転記が構成されていない場合、買掛金勘定コーディネーターがすべての元のレシートが提出済みで、レシートが経費精算書の経費に対応していることを確認します。経費精算書に入力されたすべての税コードが正しいかどうかも確認する必要があります。これらの条件を確認したら、経費報告書は転記されます。
経費精算書を転記すると、経費精算書の支払が承認され、従業員に払い戻しが行われます。