購買要求パラメーターのコンフィギュレーション
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
購買要求を作成する前に、購買要求の管理ルールをコンフィギュレーションして、購買要求の処理に使用するパラメーターを設定できます。購買要求の管理ルールを使用して、次のことができます。
購買要求のフィールドの中で、確認用に送信する前に入力値が必要なフィールドを識別します。
注文数量制限を実施します。
要求日を購買要求の会計日として設定します。
購買要求の配送先住所の変更を作成者に許可するかどうかを選択します。
購買要求の管理ルールをコンフィギュレーションしない場合は、既定のパラメーターを適用して、購買要求が処理されます。購買要求は、購買要求のフィールドに値がなくてもワークフローに送信できます。注文数量制限は行われません。要求日と会計日は異なっていてもかまいません。また、購買要求の配送先住所の変更が作成者に許可されます。
購買要求パラメーターのコンフィギュレーション
調達 >設定 >ポリシー >購入ポリシー をクリックします。
[購入ポリシー] リスト ページで、購入ポリシーを開くか作成します。
"購入ポリシー" フォームの [ポリシー ルール] クイックタブの [ポリシー ルール タイプ:] リストで、[購買要求管理ルール] を選択し、[ポリシー ルールの作成] をクリックします。
"購買要求管理ルール" フォームで、購買要求の管理ルールが有効な日付範囲を表示または入力します。
[ワークフローの送信] クイックタブで、一覧に含まれる各購買要求明細行のフィールドごとのワークフロー要件を設定します。次のいずれかのオプションを選択します。
[不要] – 選択したフィールドに値がなくても、要求をレビュー用に送信できます。これが既定の設定です。
[必須] – 選択したフィールドに有効な値が入っていなければ、請求をレビュー用に送信できません。
[条件付] – 一定の条件が満たされる場合、選択したフィールドに有効な値が入っていなければ、請求をレビュー用に送信できません。この設定を選択する場合は、条件ウィンドウを使用して、適用する条件を定義してください。
[注文数量] クイックタブで、購買要求明細行に適用する注文数量制限を設定します。次のオプションのチェック ボックスをオンまたはオフにします。
[最大注文数量制限の実施] – このチェック ボックスがオンの場合、ユーザーは、購買要求の品目に対して指定された最大数量を無視できません。ユーザーが指定する数量が許容最大数量を超えていた場合、数量は自動的に最大数量にリセットされます。
このチェック ボックスをオフにすると、ユーザーは最大数量を無視できますが、数量が許容最大数量を超えていることを示すメッセージが表示されます。
[最小注文数量制限の実施] – このチェック ボックスがオンの場合、ユーザーは、購買要求の品目に対して指定された最小注文数量を無視できません。数量は自動的に必要最小数量にリセットされます。
このチェック ボックスをオフにすると、ユーザーは最小数量を無視できますが、その数量が、必要な最小数を満たしていないことを示すメッセージが表示されます。
[複数の注文数量制限の実施] - このチェック ボックスをオンにした場合、ユーザーが入力する数量は、品目数量に対して指定された倍数に一致していなくてもかまいません。ただし、メッセージが表示され、数量は自動的に切り上げられて、要求される倍数になります。
このチェック ボックスをオフにした場合、ユーザーが入力する数量は、品目数量に対して指定された倍数に一致していなくてもかまいません。ただし、メッセージが表示され、ユーザーは、要求される倍数になるように数量を切り上げることができます。
製品の注文設定をコンフィギュレーションする方法の詳細については、「注文設定 (フォーム)」を参照してください。
要求日を既定の会計日として使用するには、[日付] クイックタブで [要求日を転記日として使用:] チェック ボックスをオンにします。
チェック ボックスがオンの場合、会計日フィールドは読み取り専用になり、会計日は常に購買要求の要求日と同じになります。会計日は、元帳の管理と予算の転記に使用されます。また、その会計年度期間に購買要求を入力するアクセス許可が依頼者にあるかどうかを確認する目的にも使用されます。
購買要求の明細行品目に対して新しい配送先住所の入力を作成者に許可するには、[住所] クイックタブで [新しい配送先住所を許可します] チェック ボックスをオンにします。