キー タスク : 会計カレンダー、会計年度、および期間

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

会計カレンダーには会計年度、会計年度には期間が含まれます。会計カレンダーは、財務活動に使用する 1 つ以上の会計年度をまとめたものです。自分の法人で使用しなくても、複数の法人が選択、共有できる会計カレンダーを作成できます。会計カレンダーおよび会計年度の作成と削除には、"会計カレンダー" フォームを使用します。また、会計年度の一部の期間の作成と変更も行えます。

注意

会計カレンダーは、"元帳" フォームで、すべての法人に対して選択する必要があります。会計カレンダーの選択後は、"元帳カレンダー" フォームで、会計年度のあらゆる期間に対して、期間のステータスとアクセス許可を設定できます。法人に対するの会計カレンダーの選択方法の詳細については、「元帳の会計カレンダーを選択」を参照してください。期間ステータスとアクセス許可の設定方法の詳細については、「会計カレンダー、会計年度、および期間について」および「どのユーザーが期間に転記できるかを指定」を参照してください。

操作を選択してください。

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会計カレンダーと会計年度の作成

既存の会計カレンダーへの会計年度の追加

決算期間の作成

期間の分割

会計年度の削除

会計カレンダーの削除

期間を削除します。

フォームのヘルプを検索する

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このトピックで説明した概念に関する詳細情報を検索するには、これらのリンクをクリックします。

会計カレンダー、会計年度、および期間について

元帳の会計カレンダーを選択

どのユーザーが期間に転記できるかを指定

会計カレンダーと会計年度の作成

1 会計年度を含む会計カレンダーは、次の手順に従って作成します。他の会計年度は後からでも追加できます。

重要

会計年度を作成すると、期間単位の長さと指定した期間単位の数に基づいて、自動的に期間が作成されます。会計年度の作成後に期間を作成する場合は、期間を分ける必要があります。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. [新しい会計カレンダー] をクリックします。

  3. 「標準」、「1 月から 12 月」、「暦年」 など、会計カレンダーの名前を入力し、説明を入力します。

  4. 会計カレンダーに追加する最初の会計年度の開始日と終了日を入力します。既定の日付は 1 月 1 日と12 月 31 日です。1 つの暦年で始まって別の暦年で終わる会計年度を作成することもできます。

    重要

    会計年度を後で追加する場合は、その会計年度の開始日を、前の会計年度の終了日の翌日にする必要があります。たとえば、2012 年 7 月 1 日から始まり、2013 年 6 月 30 日終わる 2012 年から 2013 年にかけての会計年度を作成する場合、次に作成する会計年度は 2013 年 7 月 1 日から始まる必要があります。

  5. 作成中の会計年度の名前を入力します。

  6. 期間の長さを入力し、新しい会計年度の期間の単位を選択します。

    たとえば、期間を「1」と入力し、[単位] フィールドで [] を選択します。会計年度には、それぞれが 1 か月の期間が 12 個含まれます。期間の長さを「2」、単位を「」にすると、2 か月の期間が 6 個ある会計年度が作成されます。

  7. 情報が正しいことを確認して [作成] をクリックします。

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既存の会計カレンダーへの会計年度の追加

既に作成されている会計カレンダーには、会計年度を無数に追加できます。

会計カレンダーに複数の会計年度が含まれている場合、会計年度の開始日と終了日を重複させることはできません。また、1 つの会計年度の終了日と次の会計年度の開始日の間に空白日を設けることはできません。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、会計年度を追加する会計カレンダーを選択します。

  3. [新会計年度] をクリックします。

  4. 新しい会計年度の終了日を入力します。新しい会計年度の開始日は、前の会計年度の終了日の翌日です。たとえば、2012 年から 2013 年にかけての会計年度が 2012 年 7 月 1 日に始まって 2013 年 6 月 30 日に終わる場合、作成する 2013 年から 2014 年にかけての会計年度の開始日は 2013 年 7 月 1 日になり、開始日を変更することはできません。

  5. 会計年度の名前を入力します。

  6. 期間情報を指定します。

    • [前会計年度からコピー] チェック ボックスをオンにし、この会計年度が会計カレンダーの前の会計年度と同じ期間を使用するようにます。

      注意

      前の会計年度または新しい会計年度がうるう年の場合は、このチェック ボックスをオンにしないでください。このチェック ボックスをオンにすると、2 月を含む期間が、どれも前の会計年度と一致しなくなります。

    • 新しい会計年度に前の会計年度と異なる期間を持たせる場合は、期間の長さを入力し、新しい会計年度の期間の単位を選択します。たとえば、期間を「1」と入力し、[単位] フィールドで [] を選択します。これにより、それぞれの長さが 1 か月の期間を 12 個持つ会計年度が作成されます。期間の長さを「2」、単位を「」にすると、2 か月の期間が 6 個ある会計年度が作成されます。

  7. [作成] をクリックします。

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決算期間の作成

決算期間は、会計年度の終了時に生成される総勘定元帳トランザクションを区切るために使用します。決算トランザクションが 1 つの会計期間にある場合は、異なるタイプの決算エントリを含めるか除外する財務諸表を作成する方が簡単です。会計年度が 12 の会計年度期間に分けられている場合、決算期間は通常 13 番目の期間です。ただし、決算期間は、ステータスが [開始] のすべての期間から作成できます。

決算期間の作成時には、ステータスが [開始] であり、なおかつ使用する日付を含む期間を選択します。新しい決済期間には、既存期間の開始日と終了日がコピーされます。元の期間も引き続き残ります。たとえば、会計年度の最終期間にあたり、なおかつ 8 月 1 日から 8 月 31 日を含む [期間 12] を選択し、決算期間に「決算」といった名前を入力します。新しい決算期間を作成すると、元の期間と決算期間が作成されます。両期間とも 8 月 1 日に始まり、8 月 31 日に終了します。

注意

期間のステータスは、"元帳カレンダー" フォームの [期間] タブに表示されます。詳細については、「元帳カレンダー (フォーム)」を参照してください。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、決算期間を追加する会計カレンダーと会計年度を選択します。

  3. [期間] グリッドで、使用する日付を含む期間を選択します。

  4. [決算期間の作成] をクリックします。

  5. 決算期間の名前を入力します。この名前は、会計カレンダーと会計年度で一意である必要があります。

  6. [作成] をクリックします。

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期間の分割

期間のステータスが [開始] の場合は、期間を 2 つに分割できます。これは、期間の日付を変更する必要がある場合に行います。期間を分割すると、元の期間が削除され、次の 2 つの期間が作成されます。

  • 最初の期間には、元の期間の開始日と名前が使用されます。終了日は、2 番目の期間に入力した開始日の 1 日前です。

  • 2 番目の期間には、[期間開始] フィールドに入力した開始日が使用されます。終了日は、元の期間の終了日です。

たとえば、1 月 1 日に始まって 6 月 30 日に終わる期間 1 を分割し、2 番目の期間、つまり期間 2 を 4 月 1 日に開始させるとします。期間 1 を分割すると、次の 2 つの期間が作成されます。

  • 1 月 1 日に始まって 3 月 31 日に終わる期間 1。

  • 4 月 1 日に始まって 6 月 30 日に終わる期間 2。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、分割する期間を含む会計カレンダーと会計年度を選択します。

  3. [期間] グリッドで、分割する期間を選択します。

  4. [期間の分割] をクリックします。

  5. 2 番目の期間の開始日と名前を入力します。この名前は、会計カレンダーと会計年度で一意である必要があります。

  6. [除算] をクリックします。

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会計年度の削除

不要な会計年度や誤った情報で設定された会計年度は削除できます。会計年度を削除すると、その会計年度に含まれる期間も削除されます。会計年度の削除には、次の制限が適用されます。

  • 会計年度の削除は、最後に作成された会計年度から順番に行う必要があります。

  • 会計年度は、予算サイクル期間の一部にすることはできません。

  • どの会計年度の期間にも、財務トランザクションを含めることはできません。

  • 会計年度には、"元帳" フォームで割り当てられた会計カレンダーに対して仕訳が行われていない元伝票の明細行を含めることはできません。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、削除する会計年度を選択します。

  3. 上部ウィンドウの [削除] をクリックします。

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会計カレンダーの削除

会計カレンダーを削除すると、会計カレンダーに含まれる会計年度も削除されます。会計年度を削除できるタイミングについては、上記「会計年度の削除」の制限事項を参照してください。

会計カレンダーの削除には、次の制限が適用されます。

  • 会計カレンダーは、"元帳" フォームで元帳に選択した会計カレンダーにはできません。

  • 会計カレンダーは、"予算サイクル期間" フォームの予算サイクル期間には割り当てられません。詳細については、「予算サイクル期間 (フォーム)」を参照してください。

  • 会計カレンダーは、"減価償却簿" または "価値モデル" フォームの固定資産減価償却簿または価値モデルには割り当てられません。詳細については、「価値モデルの設定 (フォーム)」または「減価償却簿の設定 (フォーム)」を参照してください。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、削除する会計カレンダーを選択します。

  3. 上部ウィンドウの [削除] をクリックします。

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期間を削除します。

決算期間ではなく、財務トランザクションを含まない期間は削除できます。

期間を削除すると、実際は、その期間が直前の期間にマージされます。たとえば、2 月 1 日から 2 月 28 日までの期間 2 と、3 月 1 日から 3 月 31 日までの期間 3 がある場合、期間 3 を削除すると、期間 2 が 2 月 1 日から 3 月 31 日になります。

  1. 一般会計 >設定 >会計カレンダー をクリックします。

  2. 左ウィンドウで、削除する期間を含む会計カレンダーと会計年度を選択します。

  3. [期間] グリッドで、削除する期間を選択します。

  4. 下部ウィンドウで、[削除] をクリックします。

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フォームのヘルプを検索する

会計カレンダー (フォーム)

元帳 (フォーム)

元帳カレンダー (フォーム)