警告を使用する際のセキュリティの推奨事項
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012
電子メール設定のフォームおよびテーブルへのアクセスの制限
電子メール メッセージとそれらをサポートするテーブルとフォームには、機密データが含まれていることがよくあります。したがって、通常、これらのフォームとテーブルへのアクセスを制限する必要があります。
次の場所のフォームとテーブルへのアクセス権は管理者のみが所有する必要があります。
システム管理 >設定 >システム >電子メール パラメーター をクリックします。
システム管理 >定期処理 >電子メールの処理 >再試行スケジュール をクリックします。
システム管理 >定期処理 >電子メールの処理 >電子メール送信ステータス をクリックします。
ユーザーの電子メール アカウントを指定するために使用するフィールドへのアクセスの制限
電子メール バッチ サーバーで処理される電子メール メッセージが安全でない会社コードである電子メール アカウントに送信される状況を避ける必要があります。ユーザーの電子メール アカウントは [オプション] フォームの [電子メール] フィールドで指定できます。ただし、管理者のみがこのフィールドへのアクセス権を持つことをお勧めします。[オプション] フォームを [ファイル] メニューで開くには、[ツール] をクリックし、[オプション] を選択します。
Application Object Server を実行するコンピューターへのアクセスの制限
Application Object Server (AOS) を実行するコンピューターへのアクセスは、ユーザーがシステム日付をいじらないように適切に制限する必要があります。システム日付の変更は、再試行スケジュールの改変の原因となります。
電子メール添付ファイルのサイズの制限
電子メールの添付ファイルのサイズは、システム全体で制限する必要があります。制限を設けないと、すべてのサイズの添付ファイルが受け入れられ、SMTP に大きなサイズのファイルが渡されて、システムに遅延が生じます。遅延したシステムによって、他のユーザーに対するサービス拒否が生じることがあります。
電子メール添付ファイルのサイズ制限の設定
システム管理 >設定 >システム >電子メール パラメーター をクリックします。
[電子メール設定] の [添付ファイル サイズの上限 (MB)] フィールドに、サイズの制限値を入力します。
電子メールの添付ファイルの場所の設定
電子メール添付ファイルと埋め込みの電子メール データの発生元となるシステム内の場所を指定する必要があります。他の場所からの添付ファイルは禁止されます。
注意
指定場所には、クライアント コンピューターを選択しないでください。その場所は、サーバー上または共有上につねに存在する必要があります。
埋め込みデータおよび添付ファイルの場所の指定
システム管理 >設定 >システム >電子メール パラメーター をクリックします。
[埋め込みデータおよび添付ファイルの許可元] フィールドにパスを入力します。
[閉じる] をクリックして設定を保存します。