しきい値割引の設定
適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3
このトピックでは、金額ベースの割引とも呼ばれる、しきい値割引を作成する方法を説明します。しきい値割引は、トランザクションの合計が 1 つまたは複数の指定金額に達すると、顧客に適用される割引です。たとえば、100.00 を超える購買に対して 10% 割引を、また合計が 200.00 を超える場合は一律 25.00 割引を適用する割引を作成できます。
小売 >共通 >価格決定と割引 >しきい値割引 をクリックします。
[新規] をクリックして、新しいしきい値割引を作成します。
ヒント
既存の割引と類似の新しい割引を作成するには、[コピー元] をクリックすると時間を節約できます。すべての設定と製品が 1 つの割引から別の割引にコピーされます。
割引に対して、割引 ID 番号と 名前 を入力します。番号順序が設定されている場合、Microsoft Dynamics Ax が ID を自動的に入力します。
[一般] クイック タブの [ステータス] フィールドで、[有効] または [無効] をクリックして割引を有効または無効にします。
注意
割引のステータスが [無効] の場合にのみ割引を変更できます。
価格グループ をクリックして、割引を適用する 1 つまたは複数の価格グループを選択します。
注意
チャンネル、カタログ、所属、またはロイヤルティ プログラムが選択している価格グループに関連付けられている場合、割引はチャンネル、カタログ、所属、またはロイヤルティ プログラムに適用されます。
[一般] クイックタブの [割引コード] フィールドに、購入に割引を適用するために使用される割引コードを入力します。この割引を適用するためにコードを使用しない場合は、このフィールドを空白のままにします。
[割引コードが必要] チェック ボックスをオンにして、割引の適用に割引コードを入力する必要があることを指定します。
[詳細] クイック タブの [説明] フィールドに、割引の説明を入力します。[免責事項] フィールドに、必要な免責事項を入力します。
割引計算時に割引対象外の製品を含めるには、[価格/割引] クイックタブの [しきい値を設定した割引不可能品目のカウント] チェック ボックスをオンにします。
[しきい値割引層] クイックタブで、割引を引き起こす 1 つまたは複数のしきい値を作成します。
各しきい値について、[追加] をクリックし、[金額] を入力し、[割引方法] を選択し、[割引の値] を金額または割合で入力します。
たとえば、200 ドルを超えるトランザクション合計に 15% を適用する層と、500 ドルを超える購買に対して 15% 割引きを一律 75.00 ドル割引に置き換える別の層を作成できます。
[検証期間] クイック タブで、[標準] を選択して割引の開始日と終了日を指定します。定義済み割引期間を選択するには、[詳細] を選択します。割引期間の設定方法の詳細については、「割引期間の設定」を参照してください。
[行] クイック タブで [追加] をクリックして、1 つの製品を割引に追加します。複数の製品を追加するには、[製品の追加] をクリックします。
オプション: [画像] をクリックして、割引明細行に画像を追加します。
[すべてのバリアントの追加] をクリックして、選択した製品に使用できる各バリアントの明細行を自動的に追加します。
[明細行の詳細] クイック タブの [説明] フィールドに、[行] クイック タブで選択した行の説明を入力します。