署名限度パラメーターを設定します

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

署名限度パラメータは、署名限度ポリシーの構成ステップの基礎になります。パラメータ フォームで、署名限度をジョブまたは報酬レベルに基づいて適用するかどうかを定義し、署名限度失効理由コードと署名限度契約を定義します。

署名限度基準の定義

署名限度は、従業員のジョブまたは報酬レベルに基づきます。

注意

ジョブは、Microsoft Dynamics Ax のジョブ (フォーム) で定義するか、報酬構造 (フォーム) で定義された報酬レベルに基づきます。

  1. 組織管理 >設定 >署名限度 >署名限度パラメーター をクリックします。

  2. 署名限度が従業員のジョブに基づく必要がある場合は、[ジョブ] を選択します。署名限度が従業員の報酬レベルに基づく必要がある場合は、[報酬レベル] を選択します。

  3. 支出制限または承認制限が付与されるために従業員が署名限度要求を送信する必要がある場合は、[明示的署名限度要求が必要] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスがオフの場合は、従業員のジョブまたは報酬レベルに対して定義されている既定の支出制限または承認制限が従業員に付与されます。

  4. 従業員による署名限度要求と従業員への署名限度の付与を許可する場合は、[従業員のみ課される署名限度] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスがオフの場合は、従業員による署名限度の送信と従業員への署名限度の付与も許可されます。

署名限度失効理由の定義

署名限度が取り消される場合があります。たとえば、従業員が支出権限を乱用したり、従業員が辞職を申し出たりした場合に、署名限度を取り消す必要があります。定義済の失効理由は、将来の追跡とレポート用に署名限度失効プロセスを明確にし、そのプロセスを標準化するのに役立ちます。マネージャは、Microsoft Dynamics AX のエンタープライズ ポータル で従業員ポータルを使用して従業員の署名限度を取り消すために失効理由コードを後で使用できます。

  1. 組織管理 >設定 >署名限度 >署名限度パラメーター をクリックします。 [失効理由] FastTab をクリックします。

  2. [追加] をクリックします。

  3. 理由コードを入力します。

  4. 理由コードの説明を入力します。

制限契約の定義

限度契約とは、署名限度認証を付与されるために従業員が読んだり、合意したりする必要がある契約です。"署名限度パラメーター" フォームで、すべての限度契約とそれらの URL の場所を定義できます。その後、署名限度ポリシーの定義の一部とて、ポリシーに関連付けられている署名限度契約を定義します。これらは、作成されているポリシーに必要な特定の限度契約です。

  1. 組織管理 >設定 >署名限度 >署名限度パラメーター をクリックします。 [契約] FastTab をクリックします。

  2. [追加] をクリックします。

  3. 限度契約の名前を入力します。

  4. 署名限度契約の URL を入力します。

  5. [契約の期間 (月単位)] フィールドで、従業員の限度契約条件の確認が有効になる月数を指定します。

参照

署名の制限パラメーター (フォーム)

署名限度の設定について