Microsoft Entra 多要素認証と Active Directory フェデレーション サービス (AD FS)の概要
組織が AD FS を使用して Microsoft Entra ID でオンプレミスの Active Directory をフェデレーションしている場合は、Microsoft Entra 多要素認証を使用するためのオプションが 2 つあります。
- Microsoft Entra 多要素認証または Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) を使用したクラウド リソースのセキュリティ保護
- Azure Multi-Factor Authentication Server を使用したクラウドおよびオンプレミスのリソースのセキュリティ保護
Microsoft Entra MFA と AD FS を使用したリソースのセキュリティ保護の認証エクスペリエンスを次の表に要約します
認証エクスペリエンス - ブラウザー ベースのアプリ | 認証エクスペリエンス - 非ブラウザー ベースのアプリ |
---|---|
Microsoft Entra MFA を使用したMicrosoft Entra リソースのセキュリティ保護 | |
Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) を使用した Microsoft Entra リソースのセキュリティ保護 |
フェデレーション ユーザーに対するアプリ パスワードに関する注意事項があります。
- アプリ パスワードはクラウド認証を使用して検証されるため、フェデレーションはバイパスされます。 フェデレーションは、アプリ パスワードを設定するときにのみアクティブに使用されます。
- オンプレミスのクライアント アクセス制御設定は、アプリ パスワードには適用されません。
- アプリ パスワードでは、オンプレミスの認証ログ機能が失われます。
- ディレクトリ同期のアカウントの無効化/削除には 3 時間かかり、クラウド ID のアプリのパスワードの無効化/削除も遅延します。
AD FS を使用した Microsoft Entra 多要素認証または Azure Multi-Factor Authentication Server の設定の詳細については、次の記事を参照してください: