ホストされたフィルター サービスによって既にマルウェアがスキャンされたメッセージを再スキャンする
製品: Exchange Server 2013
Microsoft Exchange Server 2013 を構成して、ホストされた電子メール フィルタリング サービスによって既にマルウェアのスキャンが行われている電子メール メッセージを再スキャンできます。 この機能を有効にすると、クラウドホストされたフィルタリングでは送受信メッセージのみをスキャンするため、マルウェアに対する防御をもう 1 層増やすことができます。 内部メッセージは、Exchange 2013 の内蔵マルウェア対策保護機能によってスキャンされます。 既定では、クラウドでスキャンされたメッセージは、社内のマルウェア スキャン用に再送信されません。
注:
このトピックは、クラウドホストされた電子メール フィルタリングを使用している Microsoft Exchange Server 2013 ユーザーにのみ適用されます。
事前に必要な知識
予想所要時間 : 15 分
この手順を実行するには、シェルを使用する必要があります。
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、 スパム対策とマルウェア対策のアクセス許可 に関するトピックの「マルウェア対策」エントリを参照してください。
このトピックの手順で使用可能なキーボード ショートカットについては、「Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。
ヒント
問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 Exchange Serverのフォーラムにアクセスしてください。
シェルを使用して、ホストされたフィルタリング サービスによって既にマルウェアのスキャンが行われているメッセージを再スキャンするには
ホストされたフィルタリング サービスによって既にマルウェアのスキャンが行われているメッセージを再スキャンするには、次のコマンドを実行します。
Set-MalwareFilteringServer -ForceRescan $true
注:
再スキャンしないメッセージの既定の設定に戻すには、上記のパラメーターを に
$false
再設定します。
このステップの検証方法
Exchange 2013 サーバーがマルウェアのメッセージを再スキャンしていることを確認するには、次のコマンドを実行し、True の値が返ってくることを確認します。
Get-MalwareFilteringServer | Format-List ForceRescan