Azure Blob Storage イベントをリアルタイム ハブに取り込む (プレビュー)

この記事では、Azure Blob Storage イベントを Fabric リアルタイム ハブに取り込む方法について説明します。

Note

リアルタイム ハブは現在プレビュー段階です。

イベントは、システム内で発生した何かを詳細に記述する最小限の情報です。 Azure Blob Storage イベントは、クライアントが BLOB の作成、置換、削除などを行うとトリガーされます。リアルタイム ハブを使用すると、これらのイベントを連続データ ストリームに変換し、それらを変換してから、Fabric のさまざまな宛先にルーティングできます。

次のBlob Storage ストレージの種類がサポートされています。

イベント名 説明
Microsoft.Storage.BlobCreated BLOB が作成または置換されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.BlobDeleted BLOB が削除されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.BlobRenamed BLOB の名前が変更されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.BlobTierChanged BLOB のアクセスレイヤーが変更されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.DirectoryCreated ディレクトリが作成されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.DirectoryRenamed ディレクトリの名前が変更されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.AsyncOperationInitiated アーカイブレイヤーからホットレイヤーまたはクールレイヤーへのデータの移動またはコピーを伴う操作が開始されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.DirectoryDeleted ディレクトリが削除されたときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.BlobInventoryPolicyCompleted インベントリ ポリシーで定義されたルールに対してインベントリの実行が完了したときにトリガーされます。
Microsoft.Storage.LifecyclePolicyCompleted ライフサイクル管理ポリシーで定義されたアクションが実行されたときにトリガーされます。

使用可能なイベントの種類の詳細については、[Event Grid ソースとしての Azure Blob Storage]を参照してください。

Note

イベントストリームまたはデータ アクティベーターの容量リージョンが次のリージョンにある場合、イベントストリームまたはデータ アクティベーターを介した Fabric イベントの消費はサポートされません: ドイツ中西部、米国中南部、米国2 西部、米国3 西部、インド西部。

前提条件

  • 寄稿者以上のアクセス許可を使用して、Premiumワークスペースにアクセスします。
  • StorageV2 (汎用 v2)、ブロック BLOB ストレージ、または Blob Storage の種類の Azure Blob Storage アカウント。 汎用 v1 ストレージアカウントはサポートされません。

Azure Blob Storage イベント用ストリームの作成

次のいずれかの方法を使用して、リアルタイム ハブで Azure Blob Storage イベントのストリームを作成できます。

イベントの取得エクスペリエンスを開始する

  1. Microsoft Fabric で、[リアルタイム インテリジェンス] エクスペリエンスに切り替えます。 左側のナビゲーション バーでMicrosoft Fabricを選択し、[リアルタイム インテリジェンス]を選択します。

    リアルタイム インテリジェンス エクスペリエンスに切り替える方法を示すスクリーンショット。

  2. 左側のナビゲーション バーで[リアルタイム ハブ]を選択します。

    Microsoft Fabric で Real-Time Hub を起動する方法を示すスクリーンショット。

  3. [リアルタイム ハブ] ページで、ページの右上隅にある [+ イベントの取得] を選択します。

    リアルタイムハブの [イベントの取得] ボタンの選択を示すスクリーンショット。

次に、[イベントストリームの構成と作成]セクションの手順を使用します。

[Fabric イベント] タブ

  1. リアルタイム ハブで、[ファブリック イベント]タブに切り替えます。

  2. Azure Blob Storageの上にマウスを移動し、[ストリームの作成]リンクを選択するか、[...](省略記号) を選択し、[ストリームの作成]を選択します。

    リアルタイム ハブの[ファブリック イベント]タブを示すスクリーンショット。

    ここで、[イベントストリーム構成と作成]セクションの手順を使用しますが、[イベントの取得]ページを使用する最初の手順はスキップしてください。

イベントストリームを構成して作成する

  1. [イベントの取得]ページで、Azure Blob Storage イベントを選択します。

    Azure Blob Storage イベントが選択された[イベントの取得]ページを示すスクリーンショット。

  2. 接続ページで、Storage Account を収納する Azure サブスクリプションを選択します。

  3. イベントを受信する Azure Blob Storage アカウント を選択します。

  4. [ストリームの詳細]セクションで、ウィザードで作成するイベントストリームの名前を入力し、イベントストリームを保存するワークスペースを選択します。

  5. 次に、ページの下部にある次へを選択します。

    Azure Blob Storage アカウントの接続設定を示す Azure portal のスクリーンショット。

  6. [確認と作成]ページで、設定を確認し、[ソースの作成]を選択します。

    [確認と作成]ページを示すスクリーンショット。

  7. ウィザードがストリームの作成に成功すると、イベント ストリームを開いてウィザードを閉じるリンクが表示されます。

    イベントストリームを開くリンクを含む[確認と作成]ページを示すスクリーンショット。

[データ ストリーム]タブでストリームを表示する

  1. リアルタイム ハブで、[データ ストリーム]タブに切り替えます。

  2. 作成したストリームが表示されることを確認します。

    生成されたストリームを含む [データ ストリーム] タブを示すスクリーンショット。

データ ストリームの使用について詳しくは、次の記事を参照してください。