Excel JavaScript API 1.4 の新機能
要件セット 1.4 の Excel JavaScript API に新たに追加された機能は次のとおりです。
名前付きアイテムの追加と新しいプロパティ
新しいプロパティ:
comment
-
scope
- ワークシートまたはブックスコープの項目。 -
worksheet
- 名前付き項目のスコープが設定されているワークシートを返します。
新しいメソッド:
-
add(name: string, reference: Range or string, comment: string)
- 指定されたスコープのコレクションに新しい名前を追加します。 -
addFormulaLocal(name: string, formula: string, comment: string)
- 数式のユーザーのロケールを使用して、指定されたスコープのコレクションに新しい名前を追加します。
Excel 名前空間内の Setting API
Setting オブジェクトは、ドキュメントに永続的に適用される設定のキーと値のペアを表します。
Excel.Setting
の機能は Office.Settings
と同等ですが、共通 API のコールバック モデルではなくバッチ API 構文を使用します。
API には、キーを介して設定エントリを取得し、add()
指定した key:value 設定ペアをブックに追加する場合が含getItem()
まれます。
Others
- テーブルの列名を設定します。
- テーブルの末尾にテーブル列を追加します。
- 一度に複数の行をテーブルに追加します。
-
range.getColumnsAfter(count: number)
およびrange.getColumnsBefore(count: number)
を使用して、現在の Range オブジェクトの左右にある特定の数の列を取得します。 -
*OrNullObject メソッドとプロパティ: この機能を使用すると、キーを使用してオブジェクトを取得できます。 オブジェクトが存在しない場合、返されるオブジェクトの
isNullObject
プロパティは true になります。 これにより、開発者は、例外処理を使用してオブジェクトを処理することなく、オブジェクトが存在する場合にチェックできます。*OrNullObject
メソッドは、ほとんどのコレクション オブジェクトで使用できます。
worksheet.getItemOrNullObject("itemName")
API リスト
次の表に、Excel JavaScript API 要件セット 1.4 の API を示します。 Excel JavaScript API 要件セット 1.4 以前でサポートされているすべての API の API リファレンス ドキュメントを表示するには、「 要件セット 1.4 以前の Excel API」を参照してください。
関連項目
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Office Add-ins