xlfCaller
適用対象: Excel 2013 | Office 2013 | Visual Studio
現在実行中の DLL コマンドまたは関数を呼び出したセル、セルの範囲、メニューのコマンド、ツールバーのツール、またはオブジェクトに関する情報を返します。
呼び出し元のコード | 返される値 |
---|---|
DLL |
登録 ID。 |
単一のセル |
単一セルの参照。 |
複数セルの配列数式 |
複数セルの参照。 |
条件付き書式設定式 |
書式設定の条件が適用されているセルへの参照。 |
メニュー |
4 つの要素の単一行配列 バーの ID。 メニューの位置。 サブメニューの位置。 コマンドの位置。 |
ツールバー |
2 つの要素の単一行配列 組み込みツールバーの場合はツールバー番号、カスタム ツールバーの場合はツールバー名。 ツールバー上の位置。 |
グラフィック オブジェクト |
オブジェクトの識別子 (オブジェクト名)。 |
xlcOnEnter、ON.ENTER、イベント トラップに関連付けられたコマンド |
入力される 1 つまたは複数のセルへの参照。 |
xlcOnDoubleclick、ON.DOUBLECLICK、イベント トラップに関連付けられたコマンド | ダブルクリックされたセル (必ずしもアクティブなセルではありません)。 |
Auto_Open、AutoClose、Auto_Activate または Auto_Deactivate マクロ |
呼び出し元シートの名前。 |
この一覧にない他のメソッド |
#REF! Error。 |
Excel12(xlfCaller, (LPXLOPER12) pxRes,0);
プロパティ値/戻り値
戻り値は、xltypeRef、xltypeSRef、xltypeNum、xltypeStr、xltypeErr、または xltypeMulti のいずれかの XLOPER/ XLOPER12データ型です。 これらの型のうち 3 つは割り当てられたメモリをポイントしているため、不要になった xlfCaller の戻り値は必ず xlFree 関数への呼び出しで解放する必要があります。
XLOPER/ XLOPER12 の詳細については、「Excel でのメモリ管理」を参照してください。
注釈
この関数は、DLL/XLL ワークシート関数から呼び出し可能な唯一の非ワークシート関数です。 その他の XLM 情報関数は、コマンドまたはマクロ シート同等の関数からのみ呼び出しできます。
例
\SAMPLES\EXAMPLE\EXAMPLE.C
. この関数はコマンド マクロ (xlcSelect) を呼び出し、マクロ シートから呼び出された場合にのみ正しく動作します。
short WINAPI CallerExample(void)
{
XLOPER12 xRes;
Excel12(xlfCaller, &xRes, 0);
Excel12(xlcSelect, 0, 1, (LPXLOPER12)&xRes);
Excel12(xlFree, 0, 1, (LPXLOPER12)&xRes);
return 1;
}