ACCELERATEABSDI

適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016

モードレス アドレス帳ダイアログ ボックスでアクセラレータ キーを処理するコールバック関数を定義します。

プロパティ
ヘッダー ファイル:
Mapidefs.h
によって実装される定義された関数:
MAPI
によって呼び出される定義済み関数:
クライアント アプリケーション
BOOL (STDMETHODCALLTYPE ACCELERATEABSDI)( 
  ULONG_PTR ulUIParam,
  LPVOID lpvmsg
);

パラメーター

ulUIParam

[in]ユーザー インターフェイス情報を関数に渡すために使用される実装固有の値。 Microsoft Windows で実行されているアプリケーションでは、 ulUIParam はダイアログ ボックスの親ウィンドウ ハンドルであり、HWND 型で 、ULONG_PTRにキャストされます。 値 0 は、親ウィンドウがないことを示します。

lpvmsg

[in]Windows メッセージへのポインター。

戻り値

ACCELERATEABSDI プロトタイプを持つ関数は、メッセージを処理する場合は TRUE を返します。

注釈

ACCELERATEABSDI プロトタイプに基づく関数は、モードレス ダイアログでのみ使用されます。つまり、クライアント アプリケーションが ADRPARM 構造体の ulFlags メンバーで DIALOG_SDI フラグを設定している場合にのみ使用されます。

モードレス ダイアログでは、独自のループを使用するのではなく、クライアント アプリケーションの Windows メッセージ ループを共有します。 メッセージ ループを制御するアプリケーションは、ダイアログで使用されるアクセラレータ キーがわからないため、 ACCELERATEABSDI ベースの関数を呼び出して、印刷用の Ctrl + P などのアクセラレータ キーをテストして操作します。

クライアントのメッセージ ループは、クライアントが IAddrBook::Address メソッドを使用してモードレス アドレス帳ダイアログ ボックスを呼び出すと、ACCELERATEABSDI ベースの関数を呼び出します。 この呼び出しは、MAPI が DISMISSMODELESS 関数プロトタイプに基づいて関数を呼び出すと終了します。