Word アドインのトラブルシューティング
この記事では、Word固有の問題のトラブルシューティングについて説明します。 ページの最後にあるフィードバック ツールを使用して、この記事に追加できるその他の問題を提案します。
Body.insertFileFromBase64 でヘッダーまたはフッターが挿入されない
Body.insertFileFromBase64 メソッドでは、ソース ファイルにあったヘッダーまたはフッターが除外されます。
ソース ファイルのヘッダーまたはフッターを含める場合は、代わりに Document.insertFileFromBase64 を使用します。
カーソルがヘッダーのコンテンツ コントロールにある間に insertHtml
を使用するとレイアウトが中断される
この問題は、次の 3 つの条件が満たされた場合に発生する可能性があります。
- ヘッダーに少なくとも 1 つのコンテンツ コントロールを、Word ドキュメントのフッターに少なくとも 1 つ含めます。
- カーソルがヘッダーのコンテンツ コントロール内にあることを確認します。
- insertHtml を呼び出して、フッターにコンテンツ コントロールを設定します。
その後、フッターが予期せずヘッダーと混在します。 これを回避するには、次のコード サンプルに示すように、フッターのコンテンツ コントロールを設定する前にクリアします。
await Word.run(async (context) => {
// Credit to https://github.com/barisbikmaz for this version of the workaround.
// For more information, see https://github.com/OfficeDev/office-js/issues/129.
// Let's say there are 2 content controls in the header and 1 in the footer.
const contentControls = context.document.contentControls;
contentControls.load();
await context.sync().then(function () {
// Clear the 2 content controls in the header.
contentControls.items[0].clear();
contentControls.items[1].clear();
// Clear the control control in the footer then update it.
contentControls.items[2].clear();
contentControls.items[2].insertHtml('<p>New Footer</p>', 'Replace');
});
});
応答の null プロパティ値の意味
null
は、Word JavaScript API に特別な影響を与えます。 既定値を表したり、書式設定を行ったりするために使用されます。
color などの書式設定プロパティには、指定した範囲に異なる値が存在する場合、応答にnull
値が含まれます。 たとえば、範囲を取得してその range.font.color
プロパティを読み込む場合:
- 範囲内のすべてのテキストのフォントの色が同じ場合、
range.font.color
はその色を指定します。 - 範囲内に複数のフォントの色がある場合、
range.font.color
はnull
です。
関連項目
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