IRibbonUI オブジェクト (Office)

customUI タグで指定された onLoad プロシージャによって返されるオブジェクトです。 そのオブジェクトには、コントロール プロパティを無効化するメソッドやユーザー インターフェイスの表示を更新するメソッドが含まれています。

IRibbonUI オブジェクトは、ユーザーとの対話でイベントを生成しません。 その代わりに、リボン要素によりコードに対してコールバックを実行し、リボン要素とコードのリンケージを、リボンの追加機能を記述した XML によって定義します。

各 UI 要素で使用できるコールバック関数の詳細については、「 開発者向け 2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする」の「各コールバック プロシージャの正しい署名を確認する方法」を検索してください。

注釈

COM アドインでコールバック プロシージャを使用してリボンのユーザー インターフェイス (UI) をカスタマイズすることができます。ホスト アプリケーションを起動すると、onLoad コールバック プロシージャが呼び出されます。 コールバック プロシージャは、次にユーザー インターフェイス (UI) をポイントする IRibbonUI オブジェクトを返します。 そのオブジェクトを使用して、Invalidate、InvalidateControl、および Refresh メソッドを呼び出します。

次の例では、ホスト アプリケーションを起動すると onLoad イベント プロシージャがトリガーされ、リボン UI を表す IRibbonUI オブジェクトを作成するプロシージャが呼び出されます。 次に、キャッシュされたすべてのコントロールを無効化してからその UI の表示を更新するコールバック プロシージャを定義します。

<customUI … OnLoad="MyAddInInitialize" …>
Dim MyRibbon As IRibbonUI 
 
Sub MyAddInInitialize(Ribbon As IRibbonUI) 
 Set MyRibbon = Ribbon 
End Sub 
 
Sub myFunction() 
 MyRibbon.Invalidate() ' Invalidates the caches of all of this add-in's controls 
End Sub

関連項目

サポートとフィードバック

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