Application.DisplayAlerts プロパティ (Excel)
True の場合、マクロの実行中に特定の警告やメッセージを表示します。 読み取り/書き込みが可能な Boolean です。
構文
expression.DisplayAlerts
expressionApplication オブジェクトを 表す変数。
注釈
既定値は True です。 マクロの実行中に、ユーザーに入力を促すメッセージや警告メッセージを表示せず、既定の応答が自動的に選択されるようにするには、このプロパティを False に設定してください。
このプロパティを False に設定する場合、クロスプロセス コードの実行中でない限り、コードの終了時にこのプロパティは True に設定されます。
注:
ブックを保存する場合に SaveAs メソッドを使用して既存のファイルを上書きする場合、[名前を付けて保存] ダイアログボックスのデフォルトは[いいえ]になり、DisplayAlertsプロパティがFalseに設定されている場合は [はい]がExcelによって選択されます。 Yes 応答の場合、既存のファイルが上書きされます。
ブックのExcel 5.0 / 95ファイル形式でVisual Basic for Applications(VBA)プロジェクトを含むブックを保存するためにSaveAsを使用する場合、Microsoft Excel ダイアログボックスの既定は はいですが、 DisplayAlerts がFalseに設定されている場合 Cancel 応答がExcelによって選択されます。 Excel 5.0/95 ファイル形式を使用して、VBA プロジェクトを含むブックを保存することはできません。
例
次の使用例は、Book1.xls ブックを閉じますが、変更の保存を確認するメッセージを表示しません。 Book1.xls に対する変更は保存されません。
Application.DisplayAlerts = False
Workbooks("BOOK1.XLS").Close
Application.DisplayAlerts = True
次の使用例は、実行中でないアプリケーションへの DDE チャネルを開こうとしたときのメッセージを表示しないようにします。
Application.DisplayAlerts = False
channelNumber = Application.DDEInitiate( _
app:="WinWord", _
topic:="C:\WINWORD\FORMLETR.DOC")
Application.DisplayAlerts = True
Application.DDEExecute channelNumber, "[FILEPRINT]"
Application.DDETerminate channelNumber
Application.DisplayAlerts = True
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